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ACL北京国安戦プレビューその2 [中国]

昨日4/20、午後5時過ぎに鹿島アントラーズの選手スタッフは北京に到着、今日の午前から
練習に入っているようです。中国での報道は北京国安については少なく、むしろ鹿島の動向に
注目が向いているようで記事もいくつか。


まずJリーグでの様子は逐一伝えられており鹿島での北京国安戦の後浦和との対戦で連勝記録が
途切れたこと、先日のG大阪戦も引き分けでこの2試合勝ちが無いこと、2試合連続で無得点という
のはこの半年で最もどん底である、などと主に日本担当記者の記事で書かれています。ガンバとの
雨中での試合で鹿島の選手は相当疲弊しているとの観測ですが…

現地での選手スタッフの様子も伝えられており、野沢はいるがマルキーニョスは帯同していないこと
そしてオリベイラ監督の発言として今回は大挙して攻撃する必要はなく勝ち点1さえ取れればよい
とのコメントがあったとのこと。まあ、対外的には"絶対勝ちます"などといって無用に刺激するよりは
この程度の方が逆に相手はやりづらいかもしれませんね。


北京国安側もその点は気にしているようで、自分たちの本来のスタイルはカウンター重視だが
今回は2点差を付けて勝たねばならない試合、陣地戦(ポゼッションを高めるということでしょうか)を
仕掛けなければならないと。そして早い時間に点を取ることが落ち着くためにも重要だとしてアウェー
鹿島では再三の機会を決められなかったセットプレーの練習に力を注いでいるとのことです。まあ
前回の対戦を見ればそこが狙い目なのは明らかなのでここはまず岩政の奮闘と優れた学習能力
そして曽ヶ端のセービングを始めとした全員のセットプレーでの守備対応に祈るしかありません。

メンバーとしては前回イエロー2枚で退場となった左SB周挺に代わり負傷明けの楊璞が入る以外は
変更が無い模様。武漢戦で得点を挙げた郭輝は調子を上げているようですがベンチの見込み。
その他は徐雲龍が意気込みを語っている程度で特に情報なし。とりたてて書くことが無いのか
それとも何か秘匿しているのか…とりあえず明日の前日会見には注目しておいてください。


試合展開の鍵はまずはマルティネス伊野波が、チアゴ岩政がどれだけ1対1で抑えられるか
にかかっているかと。そこでの単独行をしっかり止めたうえで人数をかけた攻めを強いて手薄になる
ところを突くという形になるんでしょうか。ラインが浅くなってくればその分FWが活躍するスペースも
増えてきますし。もちろんセットプレーは双方にとって重要なわけで、ここを鹿島が先に入れてしまえ
ば試合の趨勢を決定付けられるのですが。北京国安は先日山東戦ではサイドからのFKをファーで
折り返されて失点というシーンがありました、必ずしもセットプレーの守備は万全ではありません。

北京国安の昨年の中超での躍進の原動力はアウェーでも堅い守備で勝ち点を着実に積み上げた
ところであり、逆にホームの戦績に限って言えば昨年の1位~8位クラブの中では下から2番目の
勝ち点しか得ていません(5位の大連を上回るのみ)。極端なホームアドバンテージの存在している
中超にあってホームの利が生かせていないということであり、加えて"ここは勝たねば"という後半戦
の上位直接対決では優勝の長春、4位の上海を相手にともに敗れています(3位山東との昨季
最終戦ホームは引き分けならば北京2位という状況で山東が猛攻)。

相手はおそらく序盤から攻勢に出てくるでしょうが、そこを受けに回らずしっかり逆に突いていく
サポーターもいつもどおりの力強い応援でいく、とアウェーを意識しすぎずにいけば自ずと結果は
ついてくるものでしょう。それでは、11165169.gif鹿島ACLグループステージ突破を祈って。


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北京について注意事項 [中国]

今日はピッチの外のことについていくつか書こうかと。まあ、あまり書きたくはないのですが先週の
こともありますし、知らないでいるよりは知っていた方がトラブルも防げると思うのでひとつよろしく。


1.京罵
文字通り"北京風ブーイング"なわけですが、その内容が中国国内ですら問題視されているもの
でして…発音としては"サーピィ"、意味としては完全な放送禁止用語でサッカー中継も北京国安
は会場の音を拾わないようにしているくらいだとか。まあ今回はACLなのでアウェーの選手もサポも
審判も意味を理解しないブーイングをしてくるかは疑問ですが、そういうサポ文化があるということは
一応頭に入れておいたほうがよいかと。五輪を前に中国当局も観戦マナーの徹底を図っているよう
ですがそれがあてにならないのは東アジア選手権で証明済みなので…くれぐれもこちらも同レベル
まで落ちて罵り合うなどということのないように。日本人の品格が疑われる事態になってしまいます。


2.豊台とはどういう場所なのか
試合の行われる豊台体育場は北京市の南西部、豊台区に位置するのですが、そこから西に5-6km
進んだところには永定河という川が流れそこに盧溝橋という橋が架かっています。学校で習った
盧溝橋事件の現場ですね。盧溝橋事件の真相については一致を見ていない状況ですが、とりあえず
このスタジアムで挑発したり挑発に乗ったりというのが如何にまずいことかは理解いただけるかと。

折りしも中国各地で反仏抗議活動のデモが起きるなど聖火リレーで鬱憤がたまっている状況で
ひとたび今回何か起きればここぞとばかりに反日運動に切り替える可能性は否定できません。
もっとも、実際に危害を加えられたとしても黙っていろというような絶対平和主義者では私はありませ
んが、自ら進んで火の粉を被りに行く必要もありません。選手へのサポートという本義をまず第一に。


3.大気汚染
五輪マラソン、勝機は「汚染慣れ」? 代表勢が試走
http://www.asahi.com/sports/update/0419/TKY200804190191.html
>この日は300メートルほど先の建物がかすむほど大気汚染がひどく、尾方は「のどがイガイガ
>するし、コンタクトレンズをしているので目もしょぼしょぼする」とこぼした。

北京五輪:「大気汚染、思っていたほどひどくない」
http://www.chosunonline.com/article/20080419000013
>8位に入った日本の川崎真裕美選手は、「砂が口の中に入って鼻をかむとティッシュが真っ黒に
>なったりしたが、心配していたほど悪くはなかった」と語った。

森岡13位、山崎17位…競歩
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080419-OHT1T00063.htm
>3位のサンチェス(メキシコ)は「ほこりでのどにきた。涙も出た。8月に状況が改善されれば
>問題はなくなるだろう」と大気汚染について注文をつけた。

北京でのアスリート達の反応ですが、大丈夫だという人もいればそうでない人もいるようです。
火曜日から木曜日までずっと晴れなので、光化学スモッグなども含め十分に対策を。中国政府は
北京五輪期間は工場の操業停止や市内の建築工事の停止など対応を取るとしていますが今回は
そういうのないですし。試合が夜だというのは選手たちにとってせめてもの救いでしょうが…


まあ、上記のことが総て杞憂であればと願っていますが…明日最終情報をまとめて、火曜に成田を
発つ予定です。それでは皆さん11234918.gif北京でお会いしましょう、もしくはテレビの前で応援よろしく。

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P.S.
この記事を読んだ中国の方、全文を読んだうえで内容をきちんと理解した方以外は転載、引用等
ご遠慮ください。特に淡季暴雨氏には記事への転載、引用はお断りします。


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ACL第3戦北京国安戦感想 [中国]

4/9にカシマスタジアムで行われたACLグループF第3戦鹿島アントラーズ × 北京国安の一戦は
1-0で鹿島の勝利。前半33分北京国安周挺がこの日2枚目のイエローで退場、数的有利と
なった鹿島は後半8分のダニーロのゴールで先制、その後曽ケ端のPKセーブもあり追加点は
取れないものの無失点で試合終了。鹿島は勝ち点3を上積みしグループF単独首位となりました。
感想は以下のレビュー・コラムを参照しています。
http://www.jsgoal.jp/news/00063000/00063299.html
http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2008041018385702.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/column/200804/at00016889.html


北京国安のスタメンは以下のとおり、右図は周挺退場後の布陣。

スタメン                 周挺退場後
        チアゴ
マルティネス 陶偉  王珂          チアゴ マルティネス
    黄博文  隋東亮          黄博文 隋東亮 王珂
周挺 徐雲龍 張永海 張帥      陶偉 徐雲龍 張永海 張帥
        楊智                    楊智

当blogの予想と異なった点は左SBに怪我明けの楊璞ではなく周挺を引き続き起用、これに伴い
ボランチは黄博文。そして右SHに閻相闖ではなく今季初先発の王珂を起用。試合後の会見で
李章洙監督は閻相闖はこれまでの試合で調子がよくないので王珂にしたとコメントしていますが
杜文輝不在のなか交代の切り札として突破力のあるタイプを1人は持っておきたかったという
意図もあったのではないかと推測します。現に閻相闖投入直後に危ないシーンがひとつありました
結局わざと倒れた?ということで閻相闖にイエローが出ていますが。そして先発の王珂も結構
効いていましたね、陶偉青木が付くなかで中盤でためて攻撃のリズムを作っていました。もっとも
守備は軽かったので新井場が攻撃参加するシーンも多かったのですが。

試合はやはりチアゴの対処に苦慮、岩政が付いていたのですが乗っかりを反則に取られる場面が
多く一本のパスで流れを切られることが多々。挙句リードした直後にさほど危険ではないボールで
倒してしまいPKを取られるなどかなり分の悪いマッチアップとなっていました。まあイランの主審が
神経質だったことも一因ですが、それでも審判の笛にアジャストすることが必要でした。腰が引けて
ポストし放題にしてしまうよりはマシでしたが…遠因にはJの判定基準に問題があるのでは。Jの試合
では外国人FW、特にパワータイプの選手に対してのDFのファールがかなり甘い、場合によっては
五分の競り合いにFW側のファールを取ることさえある傾向が。ワシントンなんか顕著でしたね。

中国側でも周挺のイエロー2枚に対して"国内で厳しく反則を取らないことが国際試合での退場劇に
つながっている"との論調がありますが、総じてローカルな笛の吹き方というのは弊害が出るもの。
岩政は次までにチアゴ対策をしっかりと練らないと、アウェーであれだけFK蹴られては危険です。


そのチアゴのところと王珂のタメで前半立ち上がりは北京国安ペース、FKからピンチを2度招くも
曽ヶ端のセーブでしのぐと北京国安の時限爆弾が発動。FKの壁を作るところの小競り合いで28分
周挺1枚目のイエロー、すると僅か5分後にマルキーニョスを後ろから倒し2枚目のイエローで
退場に。これで10人となった北京国安はすぐさまフォーメーションを変更、トップ下の陶偉を左SBに
移し上記のような布陣に。これで11165169.gif鹿島はポゼッションを高めることはできましたが逆にバイタルは
ガッチリ固められてしまいロングシュートが主に。前半はゴールを割れずスコアレスで終了。

しかし後半8分中盤に降りてきていたマルキーニョスが左からスルーパス、これを走りこんでいた
ダニーロがしっかりGKのぎりぎり届かないコースに決め先制。しかし直後に岩政チアゴを倒し
PK、これは曽ヶ端がセーブ、跳ね返りを黄博文がヘディングするもバーに当たり難を逃れました。

すると60分北京国安は怪我明けの楊璞王珂に代え投入、左SBの陶偉を再び中盤に戻し守備
強化と攻撃持続の両にらみに。鹿島は数的有利でボールが回せる分田代へのロングボールが
無く手数をかけない攻撃が無くなると同時に、ボール回しの終点を新井場サイドに誘導されていた
ような気がします。周挺の退場により陶偉にせよ怪我明けの楊璞にせよ右SBの張帥に比べれば
守備に不安があるだろうにもかかわらず11165169.gif鹿島の右サイドからの攻めはほとんど無かったような。
新井場も調子が良く惜しいミドルなどもありましたが、マルティネスが右に移ったことで後ろに
不安が無くなった篤人サイドをもっと使えていればと現地で見る限りでは思いました。

鹿島は交代選手も攻撃的に投入し追加点を狙う姿勢を明確にしますが実らず、逆にカウンターから
マルティネスにシュートを撃たれ曽ヶ端がまたもセーブするなど不安定な試合内容。満男
明らかにこのところ不調でこの日もサイドへのボールが通らないことがしばしば。ともかく勝ち点3は
手にしたという試合でしたが続く浦和、G大阪戦では何か手を打たないと。


最後に篤人の負傷退場について…オフィシャルでは全治2-3週間とのことですがこれはもう本人の
言うとおり休むいい機会だと思ってポジティブに考えるしかないでしょうね、去年のシーズン頭から
U20、五輪代表、A代表にリーグ、ナビスコ杯、天皇杯と出ずっぱりなので。

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ACL北京国安戦プレビュー [中国]

昨日今日と雨続きの中、鹿島も北京も最終調整は軽めのものとなっているようです。そんな中
試合を明日に控え日本のスポーツ新聞各紙の報道もいくつか出てきました。

鹿島岩政ACL北京国安戦へ自然体
鹿島、北京国安の挑発に乗らない
鹿島が1時間のミーティングで北京分析

田代“因縁のカニ挟み軍団”蹴散らす!
鹿島のライバル FWマルティネス異変?
アジア王者へクールに劇弾!鹿島、ACLホームで北京国安戦


他方中国での報道は引き続き盛ん、日本に帯同している記者も数人いて記事を上げています。
それによるとやはりFW杜文輝は負傷のため帯同せず。そしてDF楊璞は練習初合流、出場可否は
明日になって監督が判断とのことですが。なお徐雲龍の調子はかなり好転してきていると。

そして李監督は鹿島×マリノス戦のビデオを選手に見せ、鹿島の攻撃的選手のポジションに注意
特にDFラインの選手には担当エリアとスペースをどう見るかについて指示。一方前線の選手には
鹿島の選手ががどこでボールを失うか観察しろと指示したそうです。マリノス戦で選手にイメージ
させるとなると自ずとどの辺りを突きに来るか見えてきますね、北京の攻め口とも合致しますし。

一方自慢の守備陣が今シーズンは4戦4失点と若干不安がある点を指摘する記事も。監督もDF
ラインの選手と機上で面談やボランチの組み合わせを考えているとのこと。ともかくアウェーでは
負けないことを強調していることからも守備をどう修正するかに心を砕いているのでは。

鹿島の弱点を分析する記事も。鹿島は強いが日本のチームに共通する弱点として、背の高いOHの
不在によりゴール前を固めてしまえばロングシュートか浸透戦術しかないと指摘。確かに高身長の
OHが2列目からするっと上がってヘッドで押し込むというのは先日の磐田戦の闘莉王くらいでしょう
か、あまり日本にはいないタイプですが増田なら好調だとやってくれそうな気もしますね。後はその
"浸透戦術"の恐怖を味わってもらうか、日本の得意技ですし11165169.gif鹿島はなおのこと。

なおFKもそれなりに脅威ではあるが日本代表ほどの精度ではないと言及、最後に鹿島の得点
時間帯を紹介、後半開始10分、65-75分、終わり10分に多く、選手の心身の集中が欠けやすい
これらの時間帯に得点するということで90分の集中が必要だとして締めています。この分析を受け
ファール上等で来られると迷惑なので最初のFK一発でガツンと決めてしまうと後が楽になるかと。


最後に明日のプレビューを。北京国安はおそらく以下の布陣。

        チアゴ
 マルティネス     閻相闖
         陶偉
     周挺    隋東亮
    (黄博文)
  楊璞 徐雲龍 張永海 張帥
 (周挺)     楊智

守備重視の布陣でくるだろうこと、黄博文やストヤンのボランチおよび周挺の左SBには守備に
不安があることから楊璞を多少無理目でも先発起用するだろうと予想。これで後ろ6人でがっちり
守ってカウンターというのがアウェーでの現実的な戦い方かと。そうなるとまずはチアゴ陶偉
タメを作らせずカウンターをサイドでの単発に限定するのが第一、次いでチアゴへの放り込みの
セカンドボールを中盤でしっかり摘むこと。この2点が試合開始から徹底できるかに試合の流れが
かかってくるはず。山東戦を見ても前後半の頭は前線の運動量も多くミスを誘いに来るのでこの
時間帯は鹿島としても割り切ってロングボールで相手を動かすことが必要になるでしょう。

攻撃ではやはり鹿島の右サイドが中心になるかと、楊璞が試合勘戻っていないと思われるので
そこを単純に突くも良し、ボランチが寄ってきたところを中央に戻すなど起点にするも良し。とはいえ
ボランチ隋東亮のスタミナが十分な間は中央のブロックはかなり強固ではと思いますし、篤人
マルティネスとの兼ね合いで攻撃参加が減る可能性もあるので展開によっては相手の隙をうかがい
つつ後半勝負となるかも。こうなってもサポーターがじれずに応援し続けるのが札幌戦やヴェルディ
戦同様に重要だと思います。そうなる前に決めてくれればもちろん言うことはありませんが。

後は代表級のDFラインと言われますがその中ではCB張永海が山東戦を見る限りではハイボール
の競り合いやファールで止めがちな守備など難点もややあるかと思うので、そこで均衡を崩せると
案外すんなりいく可能性はあります。が、やはりタフな試合になるでしょうね、ベンチまで含めた
総力戦になると思いますがそうなればやはり鹿島に分が。山東戦で途中投入のストヤン王珂
テクニックはありますがフィジカルで勝負というタイプではないので中盤でしっかり潰せれば。もう
1人はここ数戦のとおり王長慶か、場合によってはFW郭輝になるでしょうがいずれも杜文輝
比べれば御しやすいと思うので落ち着いて対処していけば流れはつかめるかと。


最後にJ'sgoalの前日会見の記事と、ACLのカード状況を確認。鹿島の選手はこれまでイエロー0
北京国安の選手はGK楊智、4番周挺、7番王長慶、25番ストヤンの4人が1枚、累積2枚で次節
出場停止です。主審はイランのモフセン・トルキーさん、明日は荒れた試合にならなければいい
のですが…スタジアムの雰囲気も含めラフプレーには厳しい態度を見せられるか。
http://www.jsgoal.jp/news/00063000/00063254.html
http://www.the-afc.com/jpn/articles/viewArticle.jsp_166232645.html

いよいよ試合は明日、それでは皆さん鹿スタで会いましょう。11165169.gif鹿島の勝利を願って。
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北京国安来日、直前報道 [中国]

中国の報道によると昨日の北京時間17時に北京国安の選手スタッフは飛行機に乗り一路成田へ
そこから宿泊先の神栖市内のホテルへ移動し到着したのは23時ということです。今日は16時から
鹿島側が用意したグラウンドで練習、明日はカシマスタジアムで公式練習の予定の模様。

前回の記事でベンチ入りと紹介した楊璞は今回の遠征にも帯同、他にはFW商毅も怪我が治って
帯同しているとのこと。しかし相変わらず怪我に悩まされているとの表題があり、徐雲竜楊璞
加え隋東亮マルティネスも山東戦で腿を痛め万全ではないと書いてありますがまあ割り引いて
考えるべきでしょうか。しかし今シーズンACLで2戦3得点、11234918.gif中超でも1得点とここまで好調の
FW杜文輝は練習中の怪我で靭帯を損傷し山東戦はベンチ外でテレビ観戦との記事が。

確かに記録でもそのとおりベンチ外ですし、FW商毅の帯同も杜文輝不在のためと考えると納得
なのでこれは本当かもしれません…杜文輝はFWもSHも出来るのでベンチにいるといないとでは
交代策の幅が大きく変わってくると思われます、帯同しているかいないか分かれば大きいかと。


試合を前に鹿島のチーム紹介もいくつか出てきていて、中にはこんな記事も。曰くACL北京国安
の前売りは8500枚、これはリーグ戦が大体15000~20000枚売れることに比べて少なく鹿島
サポーターが北京国安を相手にしていない証拠だと。うーん、一番の要因は平日ってことなので
了解して欲しいものです。今シーズンJで5連勝、ACLも2勝の7連勝、昨シーズンから合わせると
14連勝と紹介し得点力も7戦で29点とJ最強の矛(!)として北京国安の誇る盾との対決と強調。

選手ではやはりJとACLで共に5得点ずつのマルキーニョスがかなり取り上げられていてJクラブを
渡り歩いた経歴やおそらくこの前のマリノス戦を見てのロングシュートの威力、そして前線からの
積極的な守備が挙がっていました。ダニーロはなんと傷病のため10分しかプレーできない選手だが
要注意という扱いでした…がんばれダニーロ。

しかしブラジル人が抜きん出たチームではなく中心はセリエAから帰ってきた小笠原であり最も
脅威となる選手であると。まあそれはいいのですが満男の紹介が"小中田"と称される、ってのは
本人が聞いたら…他にも本山青木の中盤と田代の全勝伝説、守備陣は篤人大岩岩政
伊野波の代表クラスの選手揃いとの紹介。これはもう野沢新井場曽ヶ端が大活躍のフラグ
でしょうかね、曽ヶ端は目立たない方がいいか。ちなみに青木はマラソン大会チャンピオンだと。


北京国安ACLは今回が初出場ながらも97年にヴェルディ川崎とアジアカップウィナーズカップで
H&Aで対戦し2勝、同年アビスパ福岡とも練習試合で勝利、また04年には韓国の統営杯で再度
東京ヴェルディと対戦し勝利と日本クラブには4戦4勝と良いイメージを持っているとのこと。
とはいえ現在の選手はほとんどがクラブとしての国際試合の経験がないものの、今季上海申花
から移籍してきたMF王珂ACLなどで今まで多くの日本クラブとの試合をやってきた経験を語り
「去年のA3でも勝ったし不利ではないよ」と。いよいよ明後日、ふたを開けてどうなるか。

なおAFCのACL特設サイトにも各クラブ近況記事が上がっているのでそちらもどうぞ。
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北京国安 × 山東魯能の感想 [中国]

4/5に行われた中超第2節北京国安 × 山東魯能戦は1-1の引き分けでした。前半42分に右サイド
FKからの折り返しをゴール前混戦の中押し込み山東が先制、しかし後半35分北京国安陶偉
パスをマルティネスが頭でゴールに流し込み同点に追いつきこれで試合終了。これで北京国安
1勝1分の勝ち点4で2位、なお首位は開幕2連勝の上海で山東は2引き分けの10位。


山東はおそらく中盤フラットの4-4-2、北京のスタメンは以下のとおりで前節と変わらず。

         チアゴ
 マルティネス 陶偉  閻相闖    79' 閻相闖OUT 王珂IN
     黄博文   隋東亮      79' 黄博文OUT ストヤンIN
  周挺 徐雲龍 張永海 張帥    88' マルティネスOUT 王長慶IN
         楊智

前節負傷退場の徐雲龍は今節も先発、そして長期離脱だった楊璞がベンチ入りと回復しつつある
模様だが左SBは依然周挺が先発。試合開始からしばらくは北京ペース、敵陣で前線からのプレス
を行ったり中央でボランチがボール奪取したりで素早いカウンターを狙う展開。FWチアゴのポスト
プレーもこの時間帯は効いていたし、山東の浅いラインをうまく抜け出した後倒されFKを得るなど
いわゆる電柱では収まらないプレーを見せていました、やはり要注意かと。特にDFラインでボール
取れば縦ポンでチアゴへ、ここで収まらなくても跳ね返りをボランチやサイドハーフが積極的に
拾いに行って攻撃につなげるという割り切ったプレーをしてくるので山東は自陣に押し込まれがちに。

しかしその流れをしのぐと20分過ぎから山東も盛り返し一進一退の展開に。北京国安の右サイドは
11234918.gif代表スタメンの右SB張帥が攻守に優れるうえ右SHの閻相闖も守備時は精力的に戻ってきて
挟み込む守備が出来ているのに対し、左サイドは周挺の守備にやや難がありファールで突破を
止めることがしばしば、左SHマルティネスは攻撃に意識が行って守備貢献はおろそかということも
あり山東は右サイドを中心に攻撃展開。すると段々と守備が左寄りになり中央が空いてくるとそこに
横パスからシュートといったように山東は攻めのバリュエーションを増やしていました。

一方北京もロングボール主体で引き続きカウンター狙い、ボランチでボールを奪うとSHを走らせて
DFラインの裏へという攻撃に。特に39分、自陣で後ろ向きにボールを預けられた黄博文が振り向き
ざま右サイドにロングボール、これを走りこんでいた閻相闖がしっかり受けたプレーは特徴的かと。
黄博文はルックアップする時間は無かったと思うのでこれはオートマチックなプレーかもしれません。

42分には山東DFのボール処理ミスがチアゴに渡りGKと1対1という決定機を迎えますが、GKを
かわしてシュートしたボールは相手DFにカバーされゴールならず。すると43分周挺がまたも左サイド
深い位置でファール、このFKをCB張永海のマークを外し代表FW韓鵬がファーで折り返しボールは
ゴール前、混戦のなか周海浜が押し込み山東が先制、このまま1-0で前半終了でハーフタイムに。


後半も頭は北京ペース、相手陣内でのプレスが復活し早い攻撃を見せるとマルティネスが突破で
山東の選手はたまらずファールという形で2枚イエローが出るなど再び北京が流れをつかみますが
徐々に両SHの運動量が落ちてくるとこのボランチからSHへというボールが見切られて厚みのない
攻撃に、後半はSBの攻撃参加もほとんどなく縦に急いだ北京の攻めをカットして山東がカウンター
という形が増えていきます。65分頃から山東が盛り返し、しかもベテラン隋東亮の運動量が落ちて
きたのか前半ではあまりなかった中央で簡単にボールを受けタメを作る展開も増え惜しいミドル
シュートがいくつか。この間にもう1点取れていれば山東の完勝ということになっていたかも。

しかしGK楊智のファインセーブもありこの時間帯をしのぐと李章洙監督は79分に攻めの交代策。
閻相闖に換え王珂、黄博文に換えストヤンとテクニックある中盤の選手を同時に投入し代わりに
マルティネスは右サイドでFWのような位置に。実質1ボランチで以下のような布陣に切り替えると
これが見事に奏功、自陣からボールをつなぎ左サイドで周挺から王珂へ、その後ストヤン隋東亮
陶偉と流れるようにボールが回ると最後は浮き球のスルーパスを右にいたマルティネスがヘッドで
流し込み同点に。前節河南戦の2点目と同様、試合終盤右サイドに回ったマルティネスというのは
かなり警戒すべきかも。失点シーンではチアゴに山東のCBと内に絞っていた左SBが釣られてしまい
マルティネスはフリーで落ち着いてヘッドできる状況でした。

   チアゴ マルティネス
 王珂  ストヤン  陶偉
      隋東亮

その後88分にマルティネスに換え王長慶投入、これは引き分けでも良しという交代かと思いました
が、ロスタイムに左サイドからストヤンがクロス、すると右サイドの王長慶がボレーシュートを打つ
ものの惜しくも枠外というシーンも。結局試合は1-1のドローでしたが北京国安としてはいい感触で
試合を終えられたと言ってもいいのかもしれません。


そして北京国安の選手監督は今日来日、いよいよACLのグループFの山場が近づいてきました。
ここをとにかく勝ちきって進むためにも水曜日は是非鹿スタへ。
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北京国安開幕戦の結果 [中国]

2008年中国超級リーグは3/29に開幕、北京国安は3/30にホーム豊台体育場に河南四五を
迎えての試合となりました。試合前の大方の予想では北京国安の優勢と見られており
実際にも2-0での勝利となったのですが課題と懸念もいくつかあったようです。


北京国安の布陣は以下のとおり。

         チアゴ
 マルティネス 陶偉  閻相闖    68' 閻相闖OUT 杜文輝IN
     黄博文   隋東亮      88' 徐雲龍OUT ストヤンIN
  周挺 徐雲龍 張永海 張帥    90' マルティネスOUT 王長慶IN
         楊智

11234918.gif代表組が復帰したものの左SBでキャプテンの楊璞は依然負傷中、CB徐雲龍は代表合宿中に
怪我でクラブに帰されて万全の状態ではないものの出場とDFラインにはまだ若干問題がある模様。
ボランチにはACLで出場を積んだストヤンではなく隋東亮がスタメン、1トップにはこれもACL
大活躍の杜文輝ではなくチアゴとなっています。しかし勢いは別にすればこの布陣がほぼ現状の
ベストと言っていいでしょう、堅守の河南相手に勝ち点3を取りきりにいく姿勢とのこと。

試合は前半は北京国安が攻勢に出るもチャンスロスも多い展開だったようです。しかし38分
陶偉のCKからマルティネスがヘッドで決め先制。長身揃いのチームにあって170cmに満たない
マルティネスのヘッドは盲点だったようですがチームメイトによるとマルティネスのジャンプ力は
結構ありまぐれではないとのこと、これも一応気をつけておくべき点かもしれません。

後半は河南が猛攻で48分にはポスト直撃のシュート、その後周挺が相手を削ってイエローとなる
など苦しい展開が続くと流れを変えるべく68分に好調の杜文輝を左SHに投入、マルティネス
これに伴い右SHに。すると75分に右サイドマルティネスの攻めから相手DF陣のミスを誘い最後は
陶偉のパスを杜文輝が決め2-0、これで試合は決まったものの88分に強行出場の徐雲龍
負傷退場で代わりにストヤン投入。陶偉を左SB、周挺を右SB、張帥をCBにしてしのいだとの
ことでおそらくストヤンはトップ下のポジションに入ったのでしょうが、この状態で控えにCB入れて
いなかったとしたらかなり大胆というか無謀に近い采配な気もしますが…結局2-0で試合終了。


観衆2万人発表の中、開幕戦快勝で監督もまずはいいスタートに満足しているようですが課題も。
監督のコメントでは前半にチャンスが数多くあったものの決められずマルティネスの得点まで
待たねばならなかったことが指摘されていますが、メディアの試合評では特にチアゴに問題が
多かったとする意見も。調子がやはり良くなくポストプレーがままならず、ボールは収まらない
パスミスはするという有様だとか。後半はさらにスタミナ切れも加わっていたものの杜文輝
閻相闖との交代、フル出場となったが80分に決定機を外すなどかなり出来は悪かったようです。

杜文輝がこの試合でもゴールし、ACLも含めたこの3試合約160分で4ゴールと絶好調なだけに
攻撃陣の再編もあるのではとの論調でしたが、杜文輝本人は「監督は左SHで投入したが、ここは
FWよりも慣れているといってもいいポジションなので問題なかった」「チアゴの状態がよくないのは
皆分かっているが、自分は多くのポジションが出来るのでそれで貢献します」と殊勝なコメント。

そして徐雲龍は88分に負傷退場でしたがそれ以前の60分くらいから左足にハリがあったとのこと。
左ふくらはぎは古傷で代表からクラブに帰された理由でもあるようです。山東戦には出られるか
不明だが鹿島戦には是非とも出るとのことですが、楊璞と共に回復の目途が不透明なことが
不安材料のようです。もっとも今節山東はホームで格下相手にドロー、しかも中心選手にレッドが
出ていきなり出場停止とのことで、次節のホームゲームも有利に臨める状況ではあるようです。

なお、マルティネスが出場の決まったホンジュラス五輪代表のオーバーエイジに選出されたとの
ことでこれでホンジュラスのOA3人は総て中超から選出されるそうです。まあ移動の負担など
考えると現地調達が合理的ということかもしれませんが実力にさらに注意ということですね。


明日は新潟戦なのですが、今シーズン新潟の試合を見ていないことと頼みのJ'sgoalのプレビューが
新人の木暮選手づくしで全体像が分からないこともあってプレビューは控えさせていただきます。
矢野にまた岩政がぶっちぎられないか、内田潤も腕の負傷にもかかわらず好調なようで警戒、と
いうところでしょうか。そして何よりビッグスワンのアウェーっぷりですね…新潟には大勝するときと
苦しめられるときと差が激しい印象があるので、どちらの目が出るか。鹿島アントラーズとしては
中2日の日程の中どこまで運動量増やせるかと選手起用にかかっていると思います。

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北京国安名簿発表と中超08シーズン展望 [中国]

3/27に中国サッカー協会から今年の中超の各クラブ名簿が発表されました。こちらはACLよりも
多い40人の登録が可能で、北京国安は第4外国人の分を保留した39人の名簿となっています。
1-30の番号はACLの名簿と変わらず。これには生年月日と身長体重も載っているので、30番
までの選手についてそれを転載してみます。


1 GK 張思鵬  1987-05-14 188 78   16 MF 黄博文    1987-07-13 181 72
2 DF 郎征    1986-07-22 188 79   17 MF 王珂     1983-08-31 168 70
3 DF 張帥    1981-07-20 182 75   18 MF 路姜     1981-06-30 181 71
4 DF 周挺    1979-02-05 181 78   19 MF 楊昊     1983-08-19 176 66
5 MF 桑一非  1989-02-18 175 68   20 FW マルティネス 1982-03-28 168 68
6 MF 隋東亮  1977-09-24 178 79   21 MF 姚爽     1987-10-21 183 65
7 MF 王長慶  1981-03-21 178 75   22 GK 楊智     1983-06-06 186 79
8 MF 楊璞   1978-03-30 178 76   23 FW 越[小豈]豪 1987-10-19 183 78
9 FW 杜文輝  1983-12-19 182 78   24 DF 楊運     1989-07-18 183 72
10 FW チアゴ 1977-12-04 194 87   25 MF ストヤン   1979-12-22 170 68
11 FW 閻相闖 1986-09-05 174 66   26 DF カク強     1986-01-17 180 78
12 GK 程月磊 1987-10-28 188 80   27 DF 于洋      1989-08-06 183 72
13 DF 徐雲龍 1979-02-17 181 80   28 FW 郭輝     1978-04-09 181 72
14 MF 王棟  1985-06-11 177 74   29 FW 商毅     1979-01-20 179 67
15 MF 陶偉  1978-03-11 176 70   30 DF 張永海    1979-03-15 183 75

まあこういった数字はどの国に限らず多少サバ読むものですが、それでもやはり自慢の守備陣の
左から178cm-181cm-183cm-182cm、GK186cmというのは高さでは穴が無い感じですね。
そしてチアゴの194cm87kgをどれだけ封じ込められるか。もっとも鹿島の4バックも名鑑のデータ
同士ではほとんど互角(篤人の体重だけはまあ…)ですし田代の跳躍力は半端ないですしね。
なおACLと中超では登録ポジションの異なる選手がいますが、楊璞はDF、黄博文はMFが基本
かと。他は不明。年齢は隋東亮チアゴ陶偉らの30歳が最年長ですか、若手は閻相闖
黄博文が五輪世代で年齢構成もあまり鹿島と変わらないか、ただ28-30歳の選手に主力も
ベンチクラスもやや偏りすぎかも。


そして2008年の中超展望、といってもJリーグの展望すらままならない私の予想ではなく中国での
各紙予想をいくつか並べて見たのですが、こちらも今年は混戦予想がほとんどですね。4強、6強
果ては7強といった予想もありますが、昨年1位2位の長春、北京に伝統的強豪の上海、山東、大連
そこに天津や武漢が絡むかどうかといったところが相場のようです。中には「山中に虎無く、猿が
王者を自称する」としてJに対するセルジオ氏のように抜きん出た強豪の不在を嘆く記事も。長春は
大補強もACLで噛み合わなさを露呈、北京はほとんど補強が無く手堅いもののACLの負担が重い
上海、山東、大連も選手の出入りはあるものの全体として補強は不調といった感じだそうです。

北京国安は監督自ら優勝が目標は不変と語り、選手には平均得点1.6、失点0.7が目標と
具体的な数字を提示しているようです。しかし"韓国人監督2年目のジンクス"というものが11234918.gif中国
サッカー界にあるようで、その不安と補強が少ない中ACLとの併行に耐えられるのかという
もっともな心配の2つがマイナス材料のようですね。

まあ正直中超の年間を通した展望にはそこまで興味は無いのですが、現状分析として抜きん出た
クラブは無いということと、北京国安の序盤戦の対戦相手が下位、上位対決、中位という順番である
ことが確認できたので良いかなと。やはり山東戦はどうなるか注目ですね。


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北京国安リーグ戦日程発表 [中国]

前回記事で「まだ中超の日程決まんねーのか」と書いていたら、どうやら投稿前に日程発表が
中国サッカー協会からあったようです。中国サッカー協会のHPには全日程が置いてあるのですが
いつも見ている新浪網では第4節まで確定との記事が、これは以降の日程は仮置きなのかそれとも
放送予定まで着いた完全な予定が第4節までしか出ていないだけなのか詳しくは分かりませんが
とりあえず11234918.gif中国サッカー協会のHPから6月の中断前までの日程を載せてみました。


北京国安ACLも合わせた日程は以下のとおり、なお右に鹿島アントラーズの同期間の日程も。

3/30 第1節 北京×河南    19:30 豊台    3/30 第3節 鹿島×横浜    16:00 カシマ
                                4/02 第4節 新潟×鹿島    19:00 東北電
4/05 第2節 北京×山東    16:00 豊台    4/05 第5節 鹿島×千葉    14:00 カシマ
4/09 ACL  鹿島×北京    19:00 カシマ   4/09 ACL  鹿島×北京    19:00 カシマ
4/13 第3節 武漢×北京    15:35 新貨路   4/13 第6節 浦和×鹿島    16:00 埼玉

                                4/19 第7節 鹿島×G大阪   16:00 カシマ
4/23 ACL  北京×鹿島    20:00 豊台    4/23 ACL  北京×鹿島    20:00 豊台
4/27 第5節 陝西×北京    15:35 宝鶏市   4/27 第8節 大宮×鹿島    19:00 NACK5
                                4/30 第9節 鹿島×神戸    19:00 カシマ
5/03 第6節 深セン×北京    15:35 深セン市   5/03 第10節 川崎×鹿島    19:00 等々力
5/07 ACL  北京×ナムディン 20:00 豊台    5/07 ACL  鹿島×クルンタイ 19:00 カシマ
5/10 第7節 北京×遼寧    19:30 豊台    5/11 第12節 清水×鹿島    13:00 日本平
5/14 第8節 長春×北京    19:30 長春市
5/18 第9節 北京×大連    19:00 豊台    5/17 第13節 鹿島×柏     16:00 カシマ
5/21 ACL  クルンタイ×北京 16:00 チュラ    5/21 ACL  ナムディン×鹿島 17:00 ハノイ


むう…やはり第4節新潟アウェーと第7節G大阪戦の分、鹿島の方が明らかに詰まってますね。
以前の情報では3/30-5/18で9試合とのことでしたが、これから順延分を差し引いた8試合が
リーグ戦の北京国安の日程ですね。一方鹿島はJリーグ10試合、しかもACLの直接対決2試合の
直前および最中にその差分が集中しているのが余計に面倒ですね。

なお北京国安の中超での対戦相手は第3節まで順に前年度12位、3位、7位といったところです。
特に山東は昨年終盤まで優勝争いをしていたもののリーグ最終戦で北京と直接対決で破れACL
出場権の2位に僅かに届かなかったということで北京国安戦に期するものがあるのでは。今日の
W杯予選を終えようやく合流する代表組がこの2-3試合でどれくらいチームに馴染むのか、そして
怪我人の復帰あるいは新たな怪我人の有無が鍵になってくるでしょう。


鹿島ナムディン戦からの10日間でどれだけ休養を取れているか、それと篤人田代の代表組の
疲労具合がいかほどかにリーグ戦とACLの戦い方がかかっているのではないでしょうか。一応
例の"ベストメンバー規定"は条文上リーグ5試合消化までは適用されない(去年のナビスコ杯で
柏がそれを利用して総取っ替えをやりました)ので大胆なターンオーバーも出来ないことはない
のですが、何せ規定を守っていても精神うんぬんと因縁をつけてくる悪辣な連中が協会には揃って
いますし、きっとオリベイラ監督なら計画的な冴えたやり方で疲労問題も解決してくれるのでは。

ただ移動についてはかなり配慮された日程でアウェーはほぼ関東、新潟と清水もそんなに離れて
いないのでそこは助かりますね。国内とはいえ長時間移動はやはり負担でしょうし、そこがクリア
されていれば後は疲労回復はクラブの腕と各選手次第ということになりますか。


中国-オーストラリアはスコアレスドローですか、まあイラクの試合も待っての評価となるでしょうが
2引き分けは良しと見るべきなのかどうなのか。中国サッカー協会が慌てて再び強権発動ともなると
またクラブの状況も違ってくるかもしれませんが…今後の動きが読みづらい結果ですね。

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北京国安ACL登録メンバーと試合情報 [中国]

ACLクルンタイバンクナムディンとの2戦を終えいよいよ北京国安との一騎打ちの様相を
呈してきましたが、ここでそろそろ北京国安ACL登録メンバーを見ておきましょう。
http://www.the-afc.com/eng/competitions/team/squadList.jsp_ACL-2008-840-840CHN-507.html

1 GK ZHANG Sipeng    張思鵬  16 FW HUANG Bowen  黄博文
2 DF LANG Zheng       郎征  17 MF WANG Ke       王珂
3 DF ZHANG Shuai       張帥  18 LU Jiang          路姜
4 DF ZHOU Ting        周挺  19 FW YANG Hao       楊昊
5 MF SANG Yifei       桑一非  20 FW MARTINEZ RAMOS Walter Julian
6 MF SUI Dongliang     隋東亮  21 FW YAO Shuang    姚爽
7 MF WANG Changqing  王長慶  22 GK YANG Zhi       楊智
8 DF YANG Pu          楊璞  23 FW YUE Kaihao 越[小豈]豪
9 FW DU Wenhui      杜文輝  24 FW YANG Yun
10 FW Tiago Jorge HONORIO    25 MF IGNATOV Stojan
11 FW YAN Xiangchuang 閻相闖  26 DF HAO Qiang カク強(赤+おおざと)
12 GK CHENG Yuelei    程月磊  27 DF YU Yang
13 DF XU Yunlong      徐雲龍  28 FW GUO Hui        郭輝
14 MF WANG Dong       王棟  29 FW SHANG Yi       商毅
15 MF TAO Wei         陶偉  30 DF ZHANG Yonghai 張永海

24番と27番は漢字が分かりませんでした、後は多少番号の変化はあるものの07年に登録の選手
王珂は今年移籍加入ですが。例によって当blogからリンクしております「中国サッカーが、すき。
さんのところの名簿を参照させていただきました。


そしてサッカーダイジェストとサッカーマガジンの主力予想比較ですが、こと北京国安に関しては
かなりサッカーダイジェストはいい加減で外国人3トップに陶偉抜きの中盤と無茶苦茶な予想に
なっています。どの時点を切り取ったらこういう布陣予想になるんだろうか…一方サッカーマガジン
の方も微妙なところ、確かに1トップチアゴにトップ下陶偉となっているのですが左SHにストヤン
マルティネスがいないのはどうでしょう、確かに練習試合出ていない時期が長かったので外すのも
分からなくはないのでダイよりはましな予想ですが。

サッカーダイジェスト 4-3-3       サッカーマガジン 4-2-3-1

 チアゴ マルティネス ストヤン            チアゴ
                         ストヤン  陶偉  閻相闖
 周挺           閻相闖
       隋東亮                隋東亮  周挺

 楊璞 徐雲龍 張永海 張帥      楊璞 徐雲龍 張永海 張帥
        楊智                     楊智

しかしここまで2試合を戦ってきての実際の布陣は代表召集と怪我の問題もあって守備陣を中心に
ベストと思われるメンバーを揃えられていない様子。それぞれ以下のとおり。

3/12ナムディン戦 前半         後半(チアゴは負傷退場)

         チアゴ                    杜文輝
 マルティネス 陶偉  閻相闖      マルティネス 陶偉  閻相闖

    ストヤン   黄博文            ストヤン   隋東亮

 周挺  張永海 張帥 王長慶     周挺  張永海 張帥 黄博文
         楊智                     楊智

3/19クルンタイバンク戦

         杜文輝
 マルティネス 陶偉  閻相闖

    ストヤン   黄博文

 周挺  郎征  張永海 王長慶
         楊智

この中でFW杜文輝が3得点、FWマルティネス、FW閻相闖が2得点でこれで全7得点。なお
チアゴナムディン戦で負傷退場したもののクルンタイバンク戦にはベンチ入り、とはいえ
杜文輝が好調なので先発はどちらになるか、今後の中超での活躍次第でしょうか。DF陣は
徐雲龍張帥が代表から戻って、楊璞の怪我も戻ればダイとマガの予想通りの4バックとなる
でしょう。その場合周挺がボランチに上がるのかベンチに控えるのかは分かりませんが。


11234918.gif中国は今3/26のW杯3次予選オーストラリア戦を控えて報道もそちらに集中しており、クラブ
情報はACLのレビュー以降あまり入ってこない模様。それにしても今週末中超開幕なのに
試合日程が見当たらないってのはどうしたものか…まあその内出てくるでしょうが。

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北京国安最終調整と代表問題再び [中国]

北京国安は2/28に上海申花との練習試合を行い上海での練習試合3試合を終え北京へ帰還。
3/5,6に2試合続けて練習試合を行ってこれで総ての準備を終え3/8にハノイに入るようです。

上海申花との試合には東アジア選手権が終わって解放された代表組の徐雲龍張帥も合流しての
今年初の完全主力で臨んだものの2-4で負け、結局上海での3試合は総て2点差での敗戦に。
前半早々に上海に先制されると、これがオフサイドではないかとして選手がヒートアップして15分の
中断に。その後も前半20分までに2-0とされ、25分にFWチアゴが1点返すものの前半は3-1で
終了。中断後はラフプレーの応酬となり上海の孫吉が病院へ直行したとのこと。

試合中断の原因は左SBの楊璞が判定にキレて審判に暴言、さらにはピッチを離れ帰るそぶりを
見せるなど試合放棄寸前の行動を取ったためのようです。監督が黙るように、そして徐雲龍
コーチが引き止めたため退場にはならず主審はイエローのみ提示、この後荒い展開になり徐雲龍
にもイエローが出たようです。

後半はチアゴがPKを決め2-3とするもその後チアゴマルティネスが負傷退場。2人とも大きな
怪我ではなかったようですが、結局上海申花の新ホンジュラス人FWエミールにハットトリックを
食らい2-4で試合終了。上海の監督は「国安の2人の代表選手のコンディションおよび周囲との
連携不足によるものだ」と分析、さらに上海の選手は元チームメイトMF王珂について少し太って
見える、ベストのコンディションではなく国安の主力としては厳しいなどと酷評したようです。

この練習試合の荒れ方は結構な取り上げ方をされていて、先の東アジア選手権での中国代表の
ラフプレーと合わせて「中国の格闘技サッカーの問題」などと論じられてもいます。



そして前回記事で代表選手の召集問題が決着と書きましたが、一転して11234918.gif中国サッカー協会は
3/12のACLへの出場は認めるが3/19については認めないとの決定を下したようです。まあ相当
無理のある日程だったのでむべなるかなとも思いますが李章洙監督は憤慨。どうやらこの決定の
引き金は他の代表選手はオフだったのに上述の練習試合に徐雲龍張帥を強行出場させたところ
コンディションがボロボロだったことのようですが…3/15のタイ代表戦の後総ての代表選手の
コンディションを等しく管理するためというのが表向きの理由だとか。さらには代表関係者談として
"特に北京国安の3/19の試合はホームでタイのクラブとの試合(つまり代表不在は同条件である
との意?)これに勝てないようでは長年の中国プロリーグの意味が無い"と一蹴しています。

しかし一方で4-5月の代表強化には両クラブから召集しないとも決定、特に4月中下旬の米国遠征
には絶対に呼ばずACLに専念させるとのこと。ということで鹿島アントラーズ北京国安の直接
対決には代表は無関係となるようです、まあこれも二転三転する可能性は否定できませんが…


そして中超の日程が大枠でほぼ決まったようです。開幕は3/29で11/30に終わる日程で、途中に
6月のW杯予選と北京五輪の2回の大きな中断が入る3部構成に。とりあえずACLのGLと併行する
第1期は3/29-5/18で9試合とほぼ既報と同じ、北京国安の開幕戦は3/30にホームで河南建業と
第2節もホームで山東魯能の予定とのこと。北京国安と長春亜泰はACLのため日程の微調整が
ありうるようです。3/29-5/18の間に週末は計8回、となると単純に考えればミッドウィーク開催は
1回、4月中下旬に代表遠征があるので開幕直後の4/2前後か5/14前後となりそうなものですが…

後者の場合北京国安は3/19のクルンタイバンク戦からずっと移動無し、しかも間に2試合週末に
行うのみの万全の調整で鹿スタに乗り込んでくることになるんでしょうか、結構やっかいですね。

相変わらず無茶苦茶な展開の中国情報ですが、読んでるよ!という方は
こちらもよろしくお願いします。→11164179.gif


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北京国安の動向とACLへの代表選手参加問題 [中国]

北京国安は重慶での合宿を終え2/24に上海へ移動。重慶では地元の甲A(2部相当)の重慶力帆
と韓国の光雲大学と主に練習試合を行い総て無敗で終えたようです。試合には調整の遅れていた
FWチアゴと今季新しく獲得したストヤンも出場、五輪代表遠征から帰国した閻相闖も出場です。
しかし2点先取した後に選手の集中力が切れて2失点して引き分けとなった試合の後には監督激怒
翌日オフの予定を急遽変更して罰走させるなどスパルタぶりを発揮していたようです。

上海へ移動した当日には超級の西安宝栄と、そして2/26には韓国の企業チームと練習試合を行い
共に1-3で敗れています。特に2戦目はチアゴマルティネスストヤンの3外国人選手揃い踏み
前半に陶偉が先制し1-0で折り返したもののそこから3失点。しかし李章洙監督はDF陣が引き続き
代表の影響で揃っていないことと選手の疲労がピークに達しているとして激しく怒りはしない模様。

なおこの2試合で第4の外国人選手候補をテストしたようですが取り立ててのアピールは無く依然
最後の外国人獲得は進展していないようです。北京国安で純粋な左サイド専門のアタッカーは
杜文輝のみなのでそこを埋める選手を考えているのでは、との観測もありますが。


そして3/12に中超リーグ開幕に先立ち始まるACLと3/26のW杯3次予選オーストラリア戦への
代表強化の兼ね合いをどうするかという問題が一応の決着を見たようです。当初は代表選手は
ACLへの参加禁止とか、アウェー遠征への帯同禁止とか11234918.gif中国サッカー協会の態度が非公式
ながら二転三転しており、東アジア選手権惨敗を受けてこれは代表の拘束強まるのではと予想
していたのですが逆になりました。ACLに出場する北京国安・長春亜泰の代表選手はクラブへの
合流を認める、但し試合の2日前から試合翌日までのみという条件のようです。

北京国安
から代表に選出された徐雲龍張帥の2人を例に取ると

3/01 オーストラリア戦に向けた代表合宿が昆明で開始

3/08 北京国安ハノイ入り
3/09 代表を離れハノイへ
3/10-11 クラブと共に練習
3/12 ACLナムディン戦
3/13 昆明に帰還
3/15 中国 × タイの親善試合
3/16 北京に戻ってACL第2戦に備える
3/17-18 クラブと共に練習
3/19 ACLクルンタイバンク戦
3/20 三度昆明へ

3/26 W杯3次予選オーストラリア戦@昆明
3/29 中超リーグ開幕


とまあ殺人的と言ってもいいスケジュールになりますね。記事によると3/8-26の19日間で5試合
(ということは3/8に代表の練習試合があるのかな)とのこと、加えて昆明への移動が複数回。
昆明-ハノイ間は500km程なのでそこまで負担ではないかもしれませんが、北京-昆明間はなんと
2100km、東京-台北間とほぼ同じ距離になるのでこの往復だけ考えても相当無茶だと思います。
一応徐雲龍はこのような中でもクラブと代表両立すると語っていますが…そういえばこの選手
日本戦で田代削ってイエローの後に北朝鮮戦では途中出場ながら20分間のプレーで一発レッド
貰ってます。理由は公式記録によるとSerious foul playとのこと、何やったんだか。

このような状況を踏まえてか北京国安から代表に召集されていたDF張永海は今回の合宿には
呼ばれないことに。東アジア選手権での惨敗の後に今回のクラブへの譲歩となった、との記事が
あるので中国サッカー界の力学は不明ですが代表の求心力が落ちたということなのでしょうか?
と言っても今回の措置は誰も得しない妥協案のように思いますが…これだったら強行して代表選手
拘束し続ける方がまだましのような気がします。

タイも中国も代表の強化日程がACLに強い影響を与えそうですが、さて日本はどうなるやら…
今度はいよいよその辺りに触れてみようかと思います。


何やらSo-net blogリニューアル後色々不具合があるようでちょっと難儀しております。
J.B.Antennaさんに更新が反映されないのはデカい…さっかりんさんは素早い対応で感謝。
そんな有様ですが、最後まで読んでくださった方はこちらもお願いします。→11164179.gif


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東アジア選手権中国戦の感想 [中国]

先日行われた東アジア選手権中国戦、中国代表のスタメンは以下のとおり。

      曲波   朱挺

杜震宇 周海濱  王棟  劉健

孫祥 李[王韋]峰 徐雲龍 張帥
         宗壘


韓国戦と変わらぬ11人で臨んできましたが劉健が右サイドに出て代わりに王棟が中央に。
対する日本は田代の1トップでツリー型の4-3-2-1、CBには今野とやや意外な布陣できました。
GKは楢崎、ボランチに中村憲が発熱から復帰、左SBは駒野、2列目は復帰の山瀬と安田が先発。


試合全体の展開はちょっと後からおさらい出来るほど冷静な精神状態ではなかったので省略させて
いただきます。目立ったのは田代を1トップという明確な位置づけにしたことで北朝鮮戦よりもロング
ボールを田代に入れる意識が強かったことと、それを田代が結構な確率で味方に落としていたこと。
ペナルティボックス前で田代が落として今野、トラップが流れたものの惜しいシーンもありました。
何故そこに今野、と思いましたが鈴木とポジション交換して上がるケースが何回か。ちょうど闘莉王
と鈴木の関係に似た攻撃参加は監督の指示かは分かりませんがアクセントになっていたかと。

田代はその他にもオフサイドとして取り消されたゴール、終了間際のシュートなど見せ場は作って
いました。最後のは決めて欲しかったけど…しかしこれで中2日で連続90分フル出場、流石に次は
休みでしょう岡田監督。矢野もまだ使ってないし、播戸もかなり気合入ってるみたいですし。


守備に関しては明確に篤人のところが狙われてましたね。相馬さん指摘のとおり相手左サイドの
杜震宇へ再三ボールを通そうとロングボール、にもかかわらず篤人が下がりっぱなしになって
いなかったのは監督の指示か中澤の指示か。篤人が豪快に相手に吹っ飛ばされるシーンもあり
かなり堪えたのではないかと思います。ハイボールの目測を誤ったシーンは楢崎が飛び出して
いなければ1点ものでしたし。チリ戦に続き篤人にとって守備の課題が多く出た試合でした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200802/at00016401.html

一方左サイドでの攻撃が詰まるとサイドチェンジして右SBの張帥の上がりを待つ展開も何回か。
最初の駒野との対峙ではあっさりタッチを割って大したことないかと思ったら、安田とではかわして
クロスを上げていました。俊敏性はあまり感じられなかったものの力強さと結構正確なクロスは
北京国安との試合では要注意でしょう。もっとも、中国の報道では韓国戦に続き再びサイドを破られ
失点につながる過ちを犯したとして非難されていますが…あれは駒野を褒めるところじゃないかと。


そして最後に中国のラフプレーとジャッジ。もう呆れるばかりですが、とりあえず安田は元気にblog
更新して無事なようで何より。田代徐雲龍にかなり削られてましたね、特に前半ロングパスから
左サイド抜け出そうというところで完全に体に行ってイエローとなった場面は足が抜けてなければ
かなり酷い怪我につながるんじゃというくらい。李[王韋]峰が鈴木に喉輪喰らわせてイエローとなった
場面の後も鈴木の胸突いてましたし、李[王韋]峰ともどもピッチの中で最年長の2人がこの有様では
どうしようもないですね。審判はもう4ヶ国以外から招聘してくれとしか言いようがないです。

中国の報道ではサッカー協会の責任を問う声や監督と総監督を非難する論調、後は韓国に続き
日本にもこの10年勝てていないとその歴史を並べたりW杯予選イラク戦の引き分けで盛り上がった
虚飾を日韓が暴いたとして"恐韓症"なんかじゃなくて単に中国が弱いということを見つめなおすべき
など色々書いていますが、ラフプレーが問題であるという認識は見る限りないようです。まあ見た
範囲は極狭いので全然無いとは言い切れませんが。唯一、李[王韋]峰の喉輪はイエローが今大会
累積2枚で北朝鮮戦に出られないという観点で非難されています。

後は日本の報道の様子をまとめてラフプレーが問題とされている、特にGK宗壘の飛び蹴りの写真
はかなり広まっているとしているのと岡田監督の発言を取り上げるのみ。まあ安田へのファールは
レッドでしかるべきだし田代のゴールもオフサイドではなかったとして審判の偏りを指摘する記事も
ありましたが、あれだけ荒れた試合を見て自国代表の姿勢をおかしいとは思わないのでしょうか。


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中国代表情報と日本代表評 [中国]

先日2/17に開幕した東アジア選手権ですが、日本と北朝鮮の試合に先立って同日夕方に重慶の
同じスタジアムで中国と韓国の試合が行われました。中国代表のスタメンは以下のとおり。


      曲波   朱挺

杜震宇  劉健  周海濱  王棟

孫祥 李[王韋]峰 徐雲龍 張帥
         宗壘



徐雲龍張帥北京国安の選手、なお張永海も今回の中国代表23人に入っているようです。
試合は前半0-1で韓国リードで後半へ、一時2-1と中国が逆転したもののそこから2失点で2-3で
敗戦。中国はまたも韓国に敗れ"恐韓症"の克服ならずということで色々と論評がされています。


"恐韓症"というのは中国代表がどうにも韓国代表には勝てないというジンクスというかそんなものの
ようで、中には"代表30年の恐韓完敗記録"と題して1978年から今回までの30年間に韓国には3勝
しか出来ていない、累計では中国の3勝11分16敗でしかも3勝はすべて親善試合。98年からの
10年間に限っては5分5敗など色々と記録を挙げたりしています。



一度逆転してからさらに引っくり返されたので悔しさもひとしおなのでしょうが、監督は残る日本戦と
北朝鮮戦には絶対勝つと宣言。次に対戦する日本代表については北朝鮮との試合を見る限りでは
韓国代表より弱いと分析、特にペナルティエリア前の守備が弱いと指摘しています。まあチョンテセ
のシュート見ればそう思うわな…中央から攻めてロングシュートでもエリア内に侵入してシュートでも
いけると結構楽観的に見ているようです。そして日本代表は空中戦も弱いと言い、CBの李[王韋]峰
徐雲龍がFKからヘディングすれば十分脅威になるだろうとも言っています。韓国戦で一時は同点に
追いついたのがセットプレーだったので自信を深めているのかもしれませんが…


日本の記事でもペトロビッチ監督の日本代表評が紹介されています。
岡田ジャパンは速さ足りない!中国代表は自信満々
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20080219-OHT1T00053.htm



一方日本代表の方は前田が北朝鮮戦で右ひざを負傷し離脱、今日にも帰国の予定。加えて岩政
と駒野が左足首を負傷。加地は左目上を5針縫う怪我を北朝鮮戦で負い、中村憲剛が発熱から
戻ったばかり、山瀬も万全ではないということでかなり苦しい陣容となっています。それにしても
あの岩政が負傷とは…大事に至らなければよいのですが。
前田右ひざ痛め緊急帰国、けが人続出
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/p-sc-tp2-20080219-323551.html


特に前田の離脱で3人となったFWは手薄、川淵キャプテンは矢野に奮起を促しているようですが…
「矢野チャンスだ」川淵Cがゲキ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/02/19/03.html


田代北京国安DF陣に対して隠しておきたいところなので播戸と矢野の組み合わせで中国戦
だと助かりますね。田代と矢野だと高さはあるけど他が厳しそうなので無理っぽいですし。



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北京国安重慶合宿と東アジア選手権 [中国]

前回は旧正月のせいかあまり情報がなかったんですが、そろそろ北京国安の様子も出始めました。
上海申花から移籍の王珂も重慶に到着しチームに合流、早速北京国安の若手主体のチームと
韓国のチームとの練習試合に27番を付け出場したようです。試合は2-2の引き分けで監督は不満。

その後別の韓国の大学生チームと練習試合、五輪代表の試合から帰ってきたFW閻相闖が突破を
倒されPK、郭輝が決めて1-0で勝利したようですがまたも李章洙監督は不満。但し王珂の出来は
満足のようです。王珂は中盤どこでもできる選手ですが、この練習試合ではFWライン(ウイング?)
起用もそつなくこなし監督を驚かせた様子。これで起用の幅が更に広がるのではと報じています。
「王珂の10メートルの突破は凄い」とユース代表で同期の楊昊杜文輝が言っているようですが
これは初速が速いということでしょうかね、気をつけておくべきかもしれません。


そして王珂ACLを既に何度も経験している、アウェーでの雨の中の試合やピッチに水をまく試合も
あったと語っているとの記載がありました。調べてみると上海申花の選手として04年,06年のACL
出場しているようです。04年は全北、ジュビロ磐田、BECテロのグループで3位、記録がAFCの
HPには残っていないのですが、少なくとも磐田との2試合には先発出場。ホームでの磐田戦では
前半7分に得点も決めフル出場、3-2での勝利に貢献しています。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/live/2004/O040422_411.php (WANG KEが王珂かと)

06年はベトナムのクラブDTLAとの一騎打ちのグループでホームでの試合に出場、こちらも先発して
前半8分に得点、3-1で勝利しています。アウェー戦には帯同しなかったようですが結局2勝して
グループステージ突破。トーナメントでは全北と対戦しホームでは後半36分に途中出場で1-0の
勝利。アウェーではベンチ入りするものの出場機会なく4-2で負けここで敗退となっています。
http://www.afcchampionsleague.com/en/event/history.asp
AFCのHPで確認できます。上記より2006グループGおよびノックアウトステージ参照。

ということで若くしてACL経験十分の王珂、これが李章洙監督が獲得にこだわった第一の理由かも
しれませんね。しかも先発すると早い時間に得点することが多いようなので試合の立ち上がりには
要注意ですよ。168cmと小柄なことも逆に面倒な気もしますね…練習試合の模様を写したニュース
映像では結構ちょこまか動いてパスやフォアチェックをしていました。


もう1つは北京国安李章洙監督に関する話。2/13に日本代表が東アジア選手権のため重慶入り
しましたが、同日韓国代表も重慶に到着。韓国代表の許丁茂監督は早速"韓国サッカー界随一の
中国通"李章洙監督に連絡を取って中国代表の情報を集めると中国メディアは報じています。
なんでも許丁茂監督は延世大学の先輩だとか。一方別の報道だと李章洙監督は"諜中諜"、つまり
二重スパイ?を演じるか、と書いてあり中国代表に韓国情報を、韓国代表に中国情報を伝えるの
ではとまで書いてあります。まあそんなに深刻な書き方ではなく冗談交じりのようですが…

そして北京国安が重慶でキャンプを張った理由は、一つはこの東アジア選手権で韓国代表を見る
ため、もう一つは重慶の友人と旧交を温めるためだと監督は語り「私心」があったと告白しています。
李章洙監督は98年から01年まで重慶のクラブで指揮を取り弱小クラブにタイトルをもたらした
"英雄"のようで、今回重慶のサッカーファンに酒席を設けられかなり飲んだと書いてあります。

内容はまあ割とどうでもいいのですが、日頃参考にしてる中超のニュースサイトには「監督動向」
というカテゴリがあってその中に李章洙監督は度々登場、"鉄帥"と呼び名も付けられておりかなり
注目されております。中国語も完璧のようですし、人気あるんでしょうかね。


とまあ多少無駄話も含みつつの重慶情報、面白かったよという方は
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王珂情報と東アジア選手権報道 [中国]

旧正月から間もないので報道が少ないのか、北京国安の重慶合宿のニュースはなし。前回からの
新たな記事はMF王珂獲得の意図について書いてある程度でしょうか。

王珂は中盤どこでもこなせるが北京国安が彼を獲得した狙いは、4-5-1の布陣のトップ下を勤める
陶偉の控えとしてであると。一応閻相闖黄博文といった若手もいるが、今までは陶偉が怪我で
欠場のときはゲームを落ち着かせる役割の選手がいなくなって苦しむことが多かったとのこと。
確かに陶偉は昆明キャンプでも怪我で最初の練習試合には欠場、そして今年3月で30歳ということ
でバックアップと世代交代を兼ねた移籍ということになるのでしょうか。王珂は25歳ですし。

そして未だ1人分空いている新外国人が近々神秘のベールを脱ぐのでは、と文末に唐突に書かれて
います。以前の情報だとDFラインが代表に取られることに備えてブラジル人CBを探しているとの
ことでしたが…でもとりあえずACLの選手登録期限には間に合わないでしょうね。


中超の記事が少ないので日頃は見ない代表の記事を見てみると東アジア選手権についていくつか。

新浪体育の記事で、東アジア選手権に臨む日本代表は主力の半数がかけた2軍であるとの報道が
なされています。海外組に加えて高原、大久保、阿部ら5人の国内組も欠場、高原の同僚坪井の
代表引退なども把握しています…「浦和紅宝石」は浦和ですね。もっとも、「彼らの欠場を見て
日本代表の主力のほとんどが東アジア選手権への出場を取りやめた」ってのは行き過ぎでしょう。
ちなみにソースは朝日新聞のようです。

追加召集選手として安田と田代も紹介。安田はU20W杯での活躍や北京五輪代表への選出が
田代は鹿島鹿角の代表として中国で試合をしたことがあると結構詳しく書かれていてびっくり。
…ってあれ、と一瞬思いましたが06年夏のマンCとAマドリーとやったミニ大会のことでしょうかね?
かなり細かいネタまで把握しているようでこれは要注意なのかもしれません。

北京晩報の記事では日韓はともに大駒を欠くと題して、日本も韓国も国内組のみで構成の2軍と
紹介。もっとも中国もイラク戦の後、同点弾の鄭智ら海外組はすぐに帰ったようで同条件ですが。
北朝鮮はW杯予選ヨルダン戦とほぼ同じベストメンバーだとか。

実際韓国代表として発表された23人は「リザーブチーム」と監督自ら語っているようです。本当に
この大会何の意味があるんでしょうね…日中韓どの代表も持て余してるような。
http://www.the-afc.com/jpn/articles/viewArticle.jsp_165380173.html


最後に、いよいよACL初戦まで1ヶ月を切ってAFCのHPでもカウントダウンが行われているのですが
未だにACLのページ
http://www.afcchampionsleague.com/en/news/ は去年仕様の
まま放置。そろそろグループリーグの選手登録も締め切られる頃ですし、本腰入れてコンテンツ更新
してくれる方がこちらとしても助かるんですが。クルンタイバンクの情報とか載らないかな。

今日はちょっとネタ切れ気味になってしまいました…やっぱり旧正月かなぁ。
それでも読んで下さった方、こちらもお願いします。→


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北京国安の動静と代表組3人 [中国]

北京国安の公式HPによると2/4にチームは北京に帰還して3日間の休み。旧正月は何とか家族と
過ごすものの正月二日(=2/8)からすぐに再びキャンプへ。キャンプ地は以前報道された韓国では
なく重慶のようです。2/24に重慶から上海へ移動し現地で3-4試合練習試合を行った後、2/28
ないし29に北京に戻って休養。そして3/8にベトナム入りしACLナムディン戦を迎えるとのこと。

試合が行われるのは3/12なので4日前に現地入り、ということは鹿島オリベイラ監督の移動策
よりもさらに早く現地環境に慣れようという意図でしょうか。もっとも北京国安はこのACL第1戦
シーズン最初の公式戦、一方鹿島は同日3/8にはホーム鹿スタでリーグ開幕の札幌戦を16:00
から戦った後移動と初期条件がそもそも違いますが、北京国安も初戦にかける意気は並大抵では
ないということでしょう。ACLの規約上、宿泊施設や練習場の確保義務は試合直前の2日分しか
ホームクラブに課されていないようなので余る分は自腹で負担ということになりますし。

そして懸案となっていた上海申花の王珂が正式に北京国安に加盟することが決まったとこちらも
北京国安の公式HPで発表されました。2/6に契約が成立、1983/8/31生まれ、168cm 70kg
のMF。上海申花ユース時代にブラジル留学経験あり。なお「上海申花戦には出場できない」という
条項については北京国安が呑んだ模様、ただそれが今年1年間か来年までの2年間かで最後まで
揉めたようです。完全移籍なのにここが争点になる、というのは今一つよく理解できないですが…


もうひとつは中国代表に召集された北京国安のDF3人の動向。2/6に行われたW杯三次予選
初戦で中国はイラクとのアウェー戦をドーハで(イラク国内は治安上の理由で開催できず代替)
行いました。帯同した代表候補26人には3人とも含まれていましたが張永海は試合メンバーの18人
には落選。5バックを敷いて試合に臨んだ中国代表のDFラインの中で右SBに張帥、右CBに徐雲龍
がそれぞれ先発し90分間フル出場したようです。試合はPKでイラクが先制しましたが、後半イラクに
退場者が出て数的有利となった中国が鄭智のゴールで同点に追いつき1-1のドローで試合終了。

中国国内では「死のグループ」に入った中で初戦のアウェーで引き分けという結果は悪くないという
見方のようです。中でも徐雲龍は急遽召集されたにもかかわらずこの試合最も安定した選手だった
と高く評価されています。中国代表は2/7に北京に帰国、2/11に東アジア選手権に備えて重慶入り
するとのこと。代表メンバーについては今のところまだ発表はありませんが、イラク戦に負けていた
場合よりはACLに参加する長春亜泰と北京国安に配慮した召集になるのではないかと思います。
まあいずれにせよ3/26のホーム豪州戦はこの三次予選の大一番と捉えられていますが。


ということで北京国安も中国代表も重慶で活動すると判明した訳ですが、ここに例の専門スカウト
派遣して偵察しに行くってのはどうでしょうか。北京国安の2次合宿をつぶさに見てよし、中国代表
での北京国安守備陣をチェックしてよし、一粒で二度おいしいというやつでしょうか。
クラブとして正式に人送っておかないと、岩政なんか持ち前の研究心が湧き出てきて単身偵察に
行っちゃったりするのではと勝手な想像ですが心配してしまいますw

なお本日発表された東アジア選手権の日本代表23人については明日予定の五輪遠征メンバー
発表と合わせて記事にしたいと思います。今のところG大阪が一方的に取られてて同情しますが…

鹿島もそろそろ偵察本格化すべし!と思った方はこちらを是非。→


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A3日程判明?と北京国安昆明キャンプ終了 [中国]

いつものように中国のニュースサイトで北京国安情報を探していると何やら"J"の文字が。
何だろうと思って見てみるといきなり飛び込んでくる日の丸と浦和サポの応援風景。写真の題字は
(狂熱的日本球迷)、熱狂的な日本のサポーター(サカオタ)といったところでしょうか。
本文を読んでみるとJリーグと中超の日程について比較しているようです。

JリーグはW杯予選やACLとの日程調整が見事、もっとも五輪については全く配慮していないが
これは欧州基準と同じ、などして国際試合のカレンダーと合致していると評価しています。
一方中超は3/29に開幕と決まったものの年間日程は未だ決まらず、年越しはしないとは決まって
いるようですが…甚だしくは南北で分割してリーグ戦済ましてしまおうという案もあるのだとか。
18クラブで戦いながら9ヶ月で終わらせるJリーグを参考にしてみてはどうか、としてまとめています。

ただJリーグの日程にも一応註が付いていて、A3については織り込めていない、一応6/12,15,18
開催予定だがW杯予選の最中での開催は日中韓のサッカー界にとって鶏肋(三国志で有名な故事
ですね、鶏の肋骨は捨てるには惜しいが食べるところはほぼ無い)に成り果てるか、としています。

賞金未払いから開催が不透明なA3ですが一応日程は決めてあるのでしょうか。それにしても
先月の記事でも指摘したとおり、W杯予選の裏での開催はTV局もスポンサーもまともに付くはずが
ないのでどのみち開催は無理なような気がしますが…


そして北京国安は2/3で昆明キャンプ打ち上げで今日北京へ帰還です。キャンプ最終日には韓国の
東国大学との練習試合が行われ1点先制されるも逆転し2-1で終了。まだ記事は上がって来て
おらず写真のみの掲載なのですが、以前の練習試合には欠場した陶偉が怪我から復帰し出場
加えてマケドニア代表ストヤンも出場したようです。他の出場選手は郭輝隋東亮周挺
杜文輝
など、どうやら合宿最初の練習試合と同様に現時点での主力組を出したようですね。
FWチアゴは以前の報道どおり試合には出ず走り込みの写真が。相当絞られているのでしょうか。

以前の報道だとその後3日間オフの後韓国へ再び合宿へ行くとか。中国の報道陣が韓国まで行く
のか、韓国クラブ経由で情報が出てくるのか分かりませんがこれまでよりは情報が減る可能性は
十分ありますね。マルティネスチアゴらが本格的に合流して、場合によっては代表組も帰って
くるかもしれないこれからが肝だと思うのでなんとか追ってみたいと思います。


最後に前回記事でも取り上げた上海申花のMF王珂の移籍問題。その後の交渉で両者の移籍金
提示額の差はかなり埋まり上海申花は350万元から140万元まで大幅に引き下げ、北京国安
130万元までは上げたようですが最後の10万元が未だ埋まらず。王珂自身が10万元出すという
報道も出ましたが本人は両クラブ間で金銭問題はまとまるだろうとコメントしているようです。

そんな中新たな問題が。上海申花側が北京国安に対して「上海戦には王珂は出場できない」という
条項を移籍に際して加えるよう要求しているとのことです。北京国安の李章洙監督は憤慨している
ようですが、北京国安にとって今年唯一の国内移籍獲得なので今更放棄できないという事情もあり
呑む方向でまとまるのではとのこと。レンタル移籍に際してはよくこういう条項があると思いますが
完全移籍ではあまり聞かないような…まあACLには関係ないでしょうが。


余談ですが「鶏肋」で調べたらエピソードはみなほぼ同じなのですが"捨てるには惜しい"に重点を
置くか"食べるところは無い"に重点を置くか、逆接の前後をどちらにするか解釈が両方あって
少し驚きです。Wikipediaなんか『…「惜しいもの」のことを指すようになった』とまで書いてあるし。
結局曹操は撤退したんだし実がない方が重要だと思っています、まあ負け惜しみとも言えますが。
鶏肋解釈について思うところのある方は是非コメントをひとつ。

A3ねえ、鶏肋どころか…と思った方は是非こちらをw お願いします!→


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北京国安の補強状況続報 [中国]

中超リーグの国内移籍は1/28 18:00を以って締め切りとなりましたが、北京国安は選手を1人も
獲得していません。但し上海申花のMF王珂と交渉中、これは例外として期限が延期されるのでは
とのことです。王珂は同じくACL出場クラブの長春亜泰の練習に参加していたが北京国安が獲得へ
向かっているということで移籍市場に出ている選手の中ではどうやら評価がそれなりに高いよう
ですね。王珂は既に自分のブログで上海のサポーターへお別れメッセージを出しているとか…

北京国安は全然補強してないとの声に国安の李小明社長は「昨日も外国人選手を含む天津1軍と
国安の若手の試合でほぼ五分だった、決定機はあったもののゴールに入らずに0-1で負けた
だけ。楊昊杜文輝路姜王長慶などの若手選手に匹敵する選手が移籍市場にはいない」
と述べ若手の成長ぶりと更なる育成に自信を見せている様子です。

なお王珂の適正ポジションであるトップ下は主力の陶偉以外にも王長慶楊昊がプレー可能
ボランチにも隋東亮黄博文がいて、周挺も本職ではないながらも出来る。新加入のストヤン
ポジションが重なるし、ユースの中心選手である祝一帆もいる、ということでさほど補強ポイントでは
ないのだというそぶりで移籍金を値切ろうとしているようです。

なお放出の方については移籍リストに載った選手のうち祝一帆は再び北京国安でプレー
ベテランの李尭は浙江緑城へ移籍、シーズン中に首脳陣に反発して練習拒否の崔威と高大衛の
両名はそれぞれ長春亜泰、安徽九方?へ移籍とのこと。


一方ACLに臨む2クラブの補強状況を比較して、北京国安は長春亜泰に遥かに遅れているとする
記事もありました。長春亜泰は既存外国人3選手の残留を早々に決め、更に厦門の外国人の
メルカムも獲得して中超リーグで実績ある第1級の外国人選手4人を確定させた上で、更に
オリンピック代表の呂建軍や上述の北京国安のCB崔威も獲得し大補強を行ったと高く評価。

それに対して北京国安は国内移籍がないのみならず第3の外国人選手ストヤンも大した選手では
ないと指摘。李章洙監督は高く評価しているようだが、移籍情報を秘匿しておくほどの選手じゃない
報道から感じられる期待値が高すぎだよとストヤンの経歴を挙げて批評しています。

ストヤンマケドニア代表出場11試合、最近の出場は05年9月7日フィンランドとのW杯予選に
1-5で敗北の試合に34分出場している。11試合中9試合は最後の20分程途中出場といった感じ。
さらにクラブのRabotnickiでもリーグ戦最近10試合のうち2回18人の名簿に載っただけでほとんど
出ていないと指摘。冬季の移籍要員になってドイツリーグ2部のオッフェンバッハの入団テストを
受けたが落ちていると。移籍総額50万ドルなんて話はにわかに信じがたい、とも言っております。


記事の内容もさることながらまずはこういう内容の記事が出ることにまず感心しますね。
日本だと浦和とG大阪と鹿島の補強を比較して鹿島を「遥かに遅れている」と堂々記事にする
ところはなかなかないような…専門誌上やblogなどでは多々見受けられますが。ACLへの関心も
結構あるみたいですし、やはりサッカー熱の盛り上がりは端々から感じます。

ストヤン評については、ちょっと見た限りでは代表暦あんまり見当たらないなぁ、と思っていた
ところなのでさもありなんという感じです。ただこの報道での経歴紹介が正しいかはまだ
調べきれていないのでまだ断定はしませんし、経歴云々関係なくチームにフィットすれば
どう機能するかはまだ分かりませんしね。

まあ、こういう評価を見ると長春亜泰と当たらなくて良かったと思わないでもないですが、補強が
少ないということは裏を返せば新戦力をなじませる苦労も少ないということ。中超リーグ開幕に
先立ってACLが始まる今年のスケジュールを見るとどちらが同グループとして嫌な相手かは
評価が分かれるところではないでしょうか。もっとも長春亜泰のいるグループEは浦項、アデレードと
強豪ひしめく組み合わせなのでそれ故の大補強かもしれませんが…


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北京国安練習試合の模様 [中国]

ヨーヨーテストを終えてすぐ戦術練習を開始した北京国安ですが1/23には早くも練習試合を
実施、相手は韓国の大学生チーム「東武」だったそうです。李章洙監督の紹介によると
東武は韓国に70近くある大学生チームのうち10位くらいの実力だとか。

MF陶偉は足首の捻挫で欠場、外国人3人は合宿への合流が遅れたためコンディション調整
DF張帥張永海徐雲龍中国代表、FW閻相闖は五輪代表に召集され不在ですが
残りは主力を揃えて今シーズン初めての練習試合に臨んだようです。

なお代表に召集されていたGK楊智はDF徐雲龍の追加召集に伴い帰してくれと北京国安側が
要望、折りしも代表GKは大連実徳から召集した陳東を加え4人になって余裕が出たこともあり
許可が出て昆明での合宿に合流、この日の練習試合にいきなり起用されることとなりました。
フォーメーションは以下のとおり、07シーズンに引き続いての4-5-1のようです。

        郭輝
  杜文輝  楊昊  王長慶
    隋東亮   黄博文
 楊璞  郎征  路姜  周挺
        楊智

MF隋東亮黄博文、左SB楊璞、GK楊智は07シーズンの主力、周挺も左SBやボランチを
中心に準主力として活躍した選手です。

試合は前半10分、MF王長慶が右サイドを突破してクロス、これをFW郭輝が決め先制。
ついで前半20分にはMF杜文輝が左サイドを突破しクロス、これを郭輝が再びシュート。
相手GKが弾いたところに逆サイドの王長慶が詰め2-0。以降は追加点無くこのまま前半終了。

後半は郭輝隋東亮王長慶などがOUT、代わってFW岳凱豪、MF王棟、DFカク強などがIN。
主力を下げたためか後半は動きが悪くなって攻めも不調、それでも無失点で2-0のまま試合終了。
CB路姜朗征はフル出場、特に路姜は本職がSB?の割りに出来がよく高評価だったようです。


李章洙監督は07シーズンに引き続きサイド攻撃による速攻という戦術を説明した後で
この08シーズン最初の練習試合で繰り返し“プレスディフェンス”をするよう要求したそうです。
前半2点に絡んだサイドの王長慶杜文輝に対して相手ボール時のプレスを指示し、相手陣での
ミスを誘いカウンターから点を取るパターンが有効と強調。自分たちがボールを持っているときが
危険で逆に相手ボールになったときこそチャンスだ、とさえ言ったとのことです。
07シーズンに北京国安がよく点を取れていたときも、この試合の前半の2得点も相手陣で
ボールを奪って点につなげたということで、これは注意しなければなりませんね。

翌日1/24は07年中超12位の河南建業の1.5軍と試合、主力は疲労のため欠場でしたが
CB郎征は2試合連続出場。3人の外国人選手は依然トレーニング中でいずれも出場せず。
FWチアゴは「昆明での練習試合に出ることはない」とさえ言っているようです。
前半にFW岳凱豪が先制するも守備に問題がありハーフタイムに監督は郎征にひたすら指導。
後半はMF楊昊杜文輝を投入するも守備陣のミスを突かれて2失点して1-2で負け。
運動量の足りない選手が多かったことに監督は怒っていたとのこと。


代表レベルの堅い守備陣にプレッシング、サイド攻撃で速攻を志向して選手には運動量を常に要求
ということでおぼろげながらも北京国安のサッカー像が少し見えてきたのではないでしょうか。
堅実なサッカーだと思いますが、3月のナムディンという高温多湿の環境とは少々噛み合わせが
悪いような気もしないではない…

今日は大方のblogがこの後の岡田JAPAN初試合を取り上げるところだと思うのですが、そんな中
あえて北京国安の記事を読んだ方は是非クリックのご協力を!→


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新外国人選手とヨーヨーテスト続報 [中国]

先日の記事で取り上げた中国のヨーヨーテストですが、中国サッカーが、すき。 のblog主の
にお様に伺ったところなんと不合格者は試合に出られないという相当シビアなペナルティが
課されるそうです。まあこの後も何回かテストは行われるので一度でも合格すれば問題ない
そうですが…そりゃ気合い入れて臨みもするわな。にお様ご教授ありがとうございます。


さてマルティネスに続きチアゴの契約も締結、これでようやく新外国人獲得に取り掛かるのか
と思っていたらいきなり新外国人、3人目の外国人選手の契約が決まったようです。
マケドニア代表のMFストヤンStojance Ignatov)が北京国安と1年契約。
79/12/22生まれの28歳。身長170cm体重68kg、背は低いがフィジカルは強く中盤で
ボランチも前目もどちらもできるマルチな選手で組織型だそうです。マケドニアのクラブ
Rabotnicki Skopjeに長く在籍し以前はトルコのSamsunsporでプレーしたこともあるとのこと。

マケドニアってどこにあるのさ、という方もいらっしゃるかもしれませんが旧ユーゴスラビアが
分裂して出来た国の一つで首都はスコピエSkopje。北にセルビア、西にアルバニア
南にギリシヤ、東にブルガリアという地勢の内陸国です。”ストヤン”と聞けば日本では前千葉
現広島のストヤノフが思い浮かぶでしょうが彼の出身ブルガリアとはお隣ということですね。

既に北京に到着しており合宿にも合流、年俸は20万ドルを下回らず獲得費用総額は
50万ドルだとか。マルティネスチアゴのときもそうですがとりあえず金額は結構クリアに
出てくるんですよね…正しいのかどうかは確かめようがないですが。

実はマルティネスチアゴの契約が正式に決まる以前、北京国安の合宿地の昆明に入る
前に李章洙監督ストヤンの加入を決めていて、ただ年俸吊り上げその他のトラブルを
防ぐため今まで秘密にしていたとのこと。新聞報道もその秘匿性に感心していました。
このblogの10日ほど前の記事で選手獲得の遅れを指して「何故か親近感を感じる」などと
言っていたらこの早業、やはり油断はなりませんね。
鹿島も密かにC契約ブラジル人連れてきました、とかないかなぁ…田代怪我したらどうするよ。


話は少し逸れましたがこのストヤン選手、入団テストはせずビデオだけ見て獲得を決めたので
これから実地訓練をしていくとのことです。昨シーズン北京国安に所属し16試合出場の
セルビア人パンテリッチがサイドを突破していくタイプだったのに対してストヤンは中央で
司令塔としてプレーするタイプのようなので単純にパンテリッチの代替とはならない、むしろ
ボランチではベテラン隋東亮・若手の黄博文と、トップ下では不動の陶偉とのポジション
争いになるだろう、ストヤンの起用をどうするのかは監督の考えどころだとの見方があります。
李章洙監督もその点は意識しているようで、ストヤンの加入はACLとリーグの2つを戦う上で
必要なことであって今いる誰かを単純に入れ替えるような補強ではないと言っています。

このような見解を見ると、もう1人獲得予定の外国人CBの方が本命のような気もしますね。
中国の報道でも、経歴を見る限りではさほど凄い選手ではない、2/10に締め切られる
ACLの登録名簿の中の第4の外国人(つまり名簿から漏れるということ?)としての獲得かも
という見方をするところもあります。北京国安の公式HPに載っている京華時報のニュースにも
残る4人目の外国人はKリーグのブラジル人CBを意図している、との記述があるので
まだまだ移籍動向からは目が離せない状況が続くものと思われます。

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ヨーヨーテストと外国人契約 [中国]

北京国安に07シーズン途中に加入し14試合出場10得点の長身エースFWチアゴ(元広島)が
1/18に正式契約に至り翌日北京入り、夜には北京国安の合宿地昆明に到着したようです。
1年契約で事前の予想どおりの70万ドル前後、これは中超の中でも最高クラスの評価だとか。

これでチアゴマルティネスの残留交渉が終わり焦点は残る2枠の外国人選手の獲得へ。
李章洙監督はボランチとCBの獲得を希望していて、もし両方を獲得することができないならば
1人はFWでもいいとの意向とのこと。李章洙監督が以前勤めていた韓国の全南ドラゴンズにいる
ブラジル人CBを入団テストしてみるかも、と言っているようです。
これが実現すればACL出場クラブ間の国際移籍、それもどちらも日本のクラブの対戦相手という
ことになって面白いですね。ガンバサポの方もちょっと気になるニュースに発展するかもしれません。


国内移籍では以前から北京国安行きを希望していた武漢の代表MF陸博飛(ハンブルガーに惨敗で
帰国させられた選手の1人)を移籍金の高さを主な理由に断念。大連実徳のMF閻嵩もクラブ間で
移籍金の見解に大きな隔たりがあるようで難航しています。

そんな中1/19に合宿地の昆明でヨーヨーテストが行われました。日本でも代表合宿などで体力測定
のために使われていますが、どうやら中国ではこのヨーヨーテストが各クラブにとってキャンプ序盤の
一大イベントのようです。北京国安が合宿する昆明に加え海南、四川、広州などでも開催され
代表以外の中国人選手は基本的に参加が義務の模様。昆明では北京国安の他、陝西、青島
河南、深センがヨーヨーテストを同日に実施、天津は集団感染のため翌日にテスト延期とのことですが
キャンプで集団感染って洒落にならんというのと、それでも翌日実施ですかという2点に驚き。
しかし北京国安楊昊は病気中ながら点滴打ってテストに臨んだ、など力の入れ方が違います。

しかもヨーヨーテストに合格不合格というものが存在して、ニュースでも「北京国安は主力が全員
合格」、「深センは29人中5人不合格」、「有力選手の中では前五輪代表の鄒遊が不合格」などと結構
真剣に報道されてるんですよね…おそらくサッカー協会主導で選手の体力把握と管理を行うのが
目的でしょうが、それ以外に不合格者へのペナルティなどあるんでしょうか。


北京国安は岳凱豪、楊悦、練習生の泰が不合格でしたが主力は問題なし。これで21日から戦術
練習に入るとのことですが、遅れて合流してきたチアゴに対して李章洙監督は猛特訓を課する予定
のようです。練習試合は守備陣が代表召集で抜けていることもあって、合宿地が同じの中超クラブ
ではなく当地で合宿している韓国クラブや大学生チームとの対戦を予定しているとのことです。

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代表召集に北京国安困惑 [中国]

現在W杯予選に向けた準備として中東遠征を行っている中国フル代表ですが
先日1/12のドバイカップ 対HSV戦に0-4で惨敗しチームに衝撃が走っているようです。
なんと26人の遠征メンバーのうち7人を帰国させ(というか追放でしょうか)、その中には
HSV戦とそれに先立つUAE戦(こちらは0-0)両方でスタメンDFを勤めた杜威と張耀坤も
含まれているとのことです。

代わりに北京国安のDF徐雲龍が召集、これで北京国安からはGK楊智、DF張帥張永海
徐雲龍
と守備陣のスタメン4人が代表に呼ばれる事態に。元より徐雲龍は今回の代表に召集
されてもおかしくない選手(02W杯代表、04アジアカップ代表、07年6月のアメリカ遠征にも召集)
でしたが、代表とクラブの兼ね合いで北京国安側が召集しないでくれと要望していたそうです。
しかし代表の惨敗を受けてそうも言っていられなくなり急遽追加召集、仮に2月下旬の
東アジア選手権まで4人が引っ張られるとなると北京国安は相当厳しくなるのではとのこと。


既にDF張帥張永海の代表召集の時点で北京国安李章洙監督は新外国人DFを探し始めて
いたようですが、マルティネスチアゴの残留交渉が延びに延びたため未だ決まらず。
チアゴはようやく仮調印にこぎつけ今日にも北京に着く予定のようで、マルティネスは既に
チームに合流しているようですが李章洙監督は外国人の合流が遅いことに激怒の様子。

国内移籍では新たに青島の秦昇に興味を示しているようですが相変わらず進展なし。
さらに閻相闖が五輪代表遠征に取られている(先日のバイエルン戦でアシスト)こともあり
現在昆明で行っているトレーニングキャンプには18人くらいしか参加できていないようです。


なお今季日程について少し詳細が分かったのですが、前回の記事のとおりW杯予選による
中断までのリーグ戦は3/29-5/17でこの間にリーグ戦が9試合とのこと。
鹿島は同期間にリーグ戦10試合、3月はそれまでにゼロックスとリーグ戦2試合があるので
代表召集を考えなければ鹿島の方がやや厳しい日程になるようですね。

最後に、アジアサッカー連盟が来週月曜に北京国安を視察するそうです。宿泊施設や競技場
などをチェックするんでしょうか。試合会場に近い5つ星(!?)のホテルをいくつかリストアップ
しているようで、アウェークラブの滞在費用をホームが負担するのに50万元かかるとのこと。
鹿島にもそのうち視察くるんでしょうか、ホテルはセントラルホテルで決まりでしょうね。
やっぱりACLの費用負担はでかいんだろうな、せめて鹿スタの動員に貢献しておかないと。


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北京国安情報と中超リーグ日程 [中国]

北京国安の公式HPによると中超リーグは3/29開幕、W杯予選のため5/17に中断とのことです。
当初は年をまたぐ年間日程だったようですが、それは叩かれて何とか年内に収まると。
開幕が遅いですがJと同じタイミングで中断ですね、4、5月の日程の詰まり方はほぼ同じかな?

あと在籍外国人選手2人の契約交渉がほぼまとまるようです。
07年リーグ28試合出場7得点の9番MFマルティネス Walter Martinez(ホンジュラス代表)と1/11に契約。
07年シーズン途中に加入し10得点、42番をつけたFWチアゴとの交渉は代理人がふっかけまくって
難航した末に来週にはまとまり1/16にはブラジルから帰ってくるとのこと。
ちなみに04年に広島に在籍していたようです(公式戦14試合出場3得点、怪我多し)。利き足は左。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/jleague/opening/2004/j12004-16.html
http://www.jsgoal.jp/news/_prog/view.php?press_code=00006028&search%5Btype%5D=news&search%5Bkeyword%5D=%83%60%83A%83S+%8DL%93%87

身長192cm、ポストプレーをしっかりこなす上にフットサル出身のテクとスピードあるドリブルって
どんだけ凄い選手だったんだと思ってしまいます。まあシーズン前の新外国人評というのは
得てして高めに出過ぎるものなので割り引いて考えるべきでしょうが、それでも要注意ですね。


この2人の契約が昨年末から今まで決まっていなかったため残り2枠の外国人獲得も進捗せず
また国内移籍もリストアップした選手が残留、移籍金高すぎなどで進まずさしたる補強は現段階では
無い模様、社長は「若手の成長があるから選手層に問題ない」と言っているようですが…って
非常に既視感と親近感を感じてしまうのは何故でしょうかw

とはいえマルティネスとチアゴに120万ドル、残る2枠の外国人選手も含めて4人で200万ドルは
使うとのことなのでかなりの本気度と財政力を感じますね。
ACLは外国人登録3名までなのであと1人誰が来るのかは結構重要じゃないかと。
1人豪華、1人微妙とされるよりは2人ともそこそこレベルの方が助かるかな…
代表で守備陣が取られることを考慮してかDFとユーティリティMFを探しているようです。


広島時代のチアゴ情報お持ちの方、良かったらコメント欄へなんでもいいのでどうぞ。


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ACL:北京国安概観 [中国]

A3で中国協会の話が出てきたのを機に、というわけではありませんが北京国安について。

2007年中国超級リーグ順位表

全体 アウェー
勝点 得点 失点 得点 失点
1 長春亜泰 55 16 7 5 48 25 7 3 4 22 16
2 北京国安 54 15 9 4 45 19 7 5 2 20 10
3 山東魯能 48 14 6 8 53 29 5 3 6 18 13
4 上海申花 46 12 10 6 35 29 4 5 5 11 15
5 大連実徳 44 11 11 6 36 31 5 4 5 17 17
6 天津康師傅 44 12 8 8 31 22 2 6 6 14 20
7 武漢光谷 40 11 7 10 29 31 2 2 10 9 25
8 青島中能 36 10 6 12 36 42 1 5 8 15 29
9 遼寧葫芦島 35 9 8 11 26 36 3 3 8 12 24
10 長沙金徳 34 8 10 10 17 24 2 5 7 4 13
11 浙江緑城 28 6 10 10 25 35 2 4 8 11 19
12 河南建業 27 5 12 11 20 28 1 6 7 7 17
13 陝西宝来 26 4 14 10 24 29 0 8 6 7 15
14 深セン上清欽 25 5 10 13 21 42 2 5 7 10 26
15 厦門藍獅 20 4 8 16 22 46 1 4 9 8 24

スペースの都合上ホーム戦績を省略せざるを得ませんでしたが
ホーム負け越しが下位2クラブのみ、アウェー勝ち越しが上位2クラブのみという極端な
ホームアドバンテージが存在するリーグ。デカい国土に移動距離の問題があるかもしれないが
6位天津のホーム10勝2分2敗2失点、アウェー2勝6分6敗20失点とかどんなだよ…

にもかかわらず北京国安はアウェー14試合で7勝5分2敗10失点とかなり安定している。
全28試合で19失点はリーグ最小失点、得点も3位。惜しくも優勝は逃したが実力あるクラブだろう。
優勝の長春とのホーム直接対決で敗戦(10/04 北京 0-1 長春)したのが痛かったか。
それでも最終節3位山東との直接対決に勝利して優勝はならずとも2位を守りACL出場権を獲得。

無失点試合は実に半分の14試合、アウェー戦14試合中でも半分の7試合無失点。
うち4試合はスコアレスドローでアウェーでも手堅く勝点を拾って帰れるのが強みか。
移動距離の長さでは北京-長沙、北京-厦門は札幌-福岡間に匹敵、北京-深センは北京-成田間と
ほぼ変わらない。移動をものともせず鹿スタでスコアレスドロー狙いでこられると厄介かも。

07年に浦和がACLグループステージで戦った上海申花との07年の対戦成績は
      3/03 上海 0-2 北京  8/12 北京 2-3 上海 と1勝1敗の五分
ちなみに4/11 浦和 1-0 上海  4/25 上海 0-0 浦和、上海は混戦のGLの中4位。


クルンタイバンクナムディンはそれぞれ代表情報からまずアプローチしていきましたが
北京国安は公式HPもあるし、NIKEと新浪網が提供している中超リーグのサイトが中文ながら
充実しているのでいきなりクラブ情報から入っていこうと思います。
まあこちらも「死のグループ」に入ったW杯予選と国の威信をかけた北京五輪代表とでクラブは
振り回されているみたいですが…詳しい話はまた調べてからということで。

とりあえず08年中超リーグはW杯予選(第2戦3/26)のため3/30まで開幕が遅れ、結果ACL初戦
3/12 ナムディン × 北京国安@Thien Truong Stadium(ナムディン)
北京国安にとって新シーズン一発目の公式戦となるようです。日程が空いていてフレッシュだと
プラスに捉えるか、試合勘が戻らないままいきなりアウェーの酷暑(3月の北京とナムディンの
気温差は鹿島-バンコクより厳しいでしょう)のなかプレーするとマイナスに捉えるかは
見方次第ですが、前述のとおりナムディンは既に現在シーズンインしておりチームがその頃には
十分温まっているであろうことは確かです。過密日程で疲れてるかもしれないけど。
コンディションの差がどちらに出るかで結果が大きく左右されそうな一戦ではないでしょうか。

最後になりましたが中国サッカーについても非常に心強い日本語サイトが。
中国サッカーが、すき。
http://www2.ucatv.ne.jp/~nionio.sea/china/
代表とクラブのメンバーに試合日程に契約・移籍ニュースにと情報満載です。
こちらも是非ご覧ください。


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