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北京について注意事項 [中国]

今日はピッチの外のことについていくつか書こうかと。まあ、あまり書きたくはないのですが先週の
こともありますし、知らないでいるよりは知っていた方がトラブルも防げると思うのでひとつよろしく。


1.京罵
文字通り"北京風ブーイング"なわけですが、その内容が中国国内ですら問題視されているもの
でして…発音としては"サーピィ"、意味としては完全な放送禁止用語でサッカー中継も北京国安
は会場の音を拾わないようにしているくらいだとか。まあ今回はACLなのでアウェーの選手もサポも
審判も意味を理解しないブーイングをしてくるかは疑問ですが、そういうサポ文化があるということは
一応頭に入れておいたほうがよいかと。五輪を前に中国当局も観戦マナーの徹底を図っているよう
ですがそれがあてにならないのは東アジア選手権で証明済みなので…くれぐれもこちらも同レベル
まで落ちて罵り合うなどということのないように。日本人の品格が疑われる事態になってしまいます。


2.豊台とはどういう場所なのか
試合の行われる豊台体育場は北京市の南西部、豊台区に位置するのですが、そこから西に5-6km
進んだところには永定河という川が流れそこに盧溝橋という橋が架かっています。学校で習った
盧溝橋事件の現場ですね。盧溝橋事件の真相については一致を見ていない状況ですが、とりあえず
このスタジアムで挑発したり挑発に乗ったりというのが如何にまずいことかは理解いただけるかと。

折りしも中国各地で反仏抗議活動のデモが起きるなど聖火リレーで鬱憤がたまっている状況で
ひとたび今回何か起きればここぞとばかりに反日運動に切り替える可能性は否定できません。
もっとも、実際に危害を加えられたとしても黙っていろというような絶対平和主義者では私はありませ
んが、自ら進んで火の粉を被りに行く必要もありません。選手へのサポートという本義をまず第一に。


3.大気汚染
五輪マラソン、勝機は「汚染慣れ」? 代表勢が試走
http://www.asahi.com/sports/update/0419/TKY200804190191.html
>この日は300メートルほど先の建物がかすむほど大気汚染がひどく、尾方は「のどがイガイガ
>するし、コンタクトレンズをしているので目もしょぼしょぼする」とこぼした。

北京五輪:「大気汚染、思っていたほどひどくない」
http://www.chosunonline.com/article/20080419000013
>8位に入った日本の川崎真裕美選手は、「砂が口の中に入って鼻をかむとティッシュが真っ黒に
>なったりしたが、心配していたほど悪くはなかった」と語った。

森岡13位、山崎17位…競歩
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080419-OHT1T00063.htm
>3位のサンチェス(メキシコ)は「ほこりでのどにきた。涙も出た。8月に状況が改善されれば
>問題はなくなるだろう」と大気汚染について注文をつけた。

北京でのアスリート達の反応ですが、大丈夫だという人もいればそうでない人もいるようです。
火曜日から木曜日までずっと晴れなので、光化学スモッグなども含め十分に対策を。中国政府は
北京五輪期間は工場の操業停止や市内の建築工事の停止など対応を取るとしていますが今回は
そういうのないですし。試合が夜だというのは選手たちにとってせめてもの救いでしょうが…


まあ、上記のことが総て杞憂であればと願っていますが…明日最終情報をまとめて、火曜に成田を
発つ予定です。それでは皆さん11234918.gif北京でお会いしましょう、もしくはテレビの前で応援よろしく。

最後まで読んでくださった方はこちらもよろしく。→ランキング

P.S.
この記事を読んだ中国の方、全文を読んだうえで内容をきちんと理解した方以外は転載、引用等
ご遠慮ください。特に淡季暴雨氏には記事への転載、引用はお断りします。


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