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ACL第3戦北京国安戦感想 [中国]

4/9にカシマスタジアムで行われたACLグループF第3戦鹿島アントラーズ × 北京国安の一戦は
1-0で鹿島の勝利。前半33分北京国安周挺がこの日2枚目のイエローで退場、数的有利と
なった鹿島は後半8分のダニーロのゴールで先制、その後曽ケ端のPKセーブもあり追加点は
取れないものの無失点で試合終了。鹿島は勝ち点3を上積みしグループF単独首位となりました。
感想は以下のレビュー・コラムを参照しています。
http://www.jsgoal.jp/news/00063000/00063299.html
http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2008041018385702.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/column/200804/at00016889.html


北京国安のスタメンは以下のとおり、右図は周挺退場後の布陣。

スタメン                 周挺退場後
        チアゴ
マルティネス 陶偉  王珂          チアゴ マルティネス
    黄博文  隋東亮          黄博文 隋東亮 王珂
周挺 徐雲龍 張永海 張帥      陶偉 徐雲龍 張永海 張帥
        楊智                    楊智

当blogの予想と異なった点は左SBに怪我明けの楊璞ではなく周挺を引き続き起用、これに伴い
ボランチは黄博文。そして右SHに閻相闖ではなく今季初先発の王珂を起用。試合後の会見で
李章洙監督は閻相闖はこれまでの試合で調子がよくないので王珂にしたとコメントしていますが
杜文輝不在のなか交代の切り札として突破力のあるタイプを1人は持っておきたかったという
意図もあったのではないかと推測します。現に閻相闖投入直後に危ないシーンがひとつありました
結局わざと倒れた?ということで閻相闖にイエローが出ていますが。そして先発の王珂も結構
効いていましたね、陶偉青木が付くなかで中盤でためて攻撃のリズムを作っていました。もっとも
守備は軽かったので新井場が攻撃参加するシーンも多かったのですが。

試合はやはりチアゴの対処に苦慮、岩政が付いていたのですが乗っかりを反則に取られる場面が
多く一本のパスで流れを切られることが多々。挙句リードした直後にさほど危険ではないボールで
倒してしまいPKを取られるなどかなり分の悪いマッチアップとなっていました。まあイランの主審が
神経質だったことも一因ですが、それでも審判の笛にアジャストすることが必要でした。腰が引けて
ポストし放題にしてしまうよりはマシでしたが…遠因にはJの判定基準に問題があるのでは。Jの試合
では外国人FW、特にパワータイプの選手に対してのDFのファールがかなり甘い、場合によっては
五分の競り合いにFW側のファールを取ることさえある傾向が。ワシントンなんか顕著でしたね。

中国側でも周挺のイエロー2枚に対して"国内で厳しく反則を取らないことが国際試合での退場劇に
つながっている"との論調がありますが、総じてローカルな笛の吹き方というのは弊害が出るもの。
岩政は次までにチアゴ対策をしっかりと練らないと、アウェーであれだけFK蹴られては危険です。


そのチアゴのところと王珂のタメで前半立ち上がりは北京国安ペース、FKからピンチを2度招くも
曽ヶ端のセーブでしのぐと北京国安の時限爆弾が発動。FKの壁を作るところの小競り合いで28分
周挺1枚目のイエロー、すると僅か5分後にマルキーニョスを後ろから倒し2枚目のイエローで
退場に。これで10人となった北京国安はすぐさまフォーメーションを変更、トップ下の陶偉を左SBに
移し上記のような布陣に。これで11165169.gif鹿島はポゼッションを高めることはできましたが逆にバイタルは
ガッチリ固められてしまいロングシュートが主に。前半はゴールを割れずスコアレスで終了。

しかし後半8分中盤に降りてきていたマルキーニョスが左からスルーパス、これを走りこんでいた
ダニーロがしっかりGKのぎりぎり届かないコースに決め先制。しかし直後に岩政チアゴを倒し
PK、これは曽ヶ端がセーブ、跳ね返りを黄博文がヘディングするもバーに当たり難を逃れました。

すると60分北京国安は怪我明けの楊璞王珂に代え投入、左SBの陶偉を再び中盤に戻し守備
強化と攻撃持続の両にらみに。鹿島は数的有利でボールが回せる分田代へのロングボールが
無く手数をかけない攻撃が無くなると同時に、ボール回しの終点を新井場サイドに誘導されていた
ような気がします。周挺の退場により陶偉にせよ怪我明けの楊璞にせよ右SBの張帥に比べれば
守備に不安があるだろうにもかかわらず11165169.gif鹿島の右サイドからの攻めはほとんど無かったような。
新井場も調子が良く惜しいミドルなどもありましたが、マルティネスが右に移ったことで後ろに
不安が無くなった篤人サイドをもっと使えていればと現地で見る限りでは思いました。

鹿島は交代選手も攻撃的に投入し追加点を狙う姿勢を明確にしますが実らず、逆にカウンターから
マルティネスにシュートを撃たれ曽ヶ端がまたもセーブするなど不安定な試合内容。満男
明らかにこのところ不調でこの日もサイドへのボールが通らないことがしばしば。ともかく勝ち点3は
手にしたという試合でしたが続く浦和、G大阪戦では何か手を打たないと。


最後に篤人の負傷退場について…オフィシャルでは全治2-3週間とのことですがこれはもう本人の
言うとおり休むいい機会だと思ってポジティブに考えるしかないでしょうね、去年のシーズン頭から
U20、五輪代表、A代表にリーグ、ナビスコ杯、天皇杯と出ずっぱりなので。

最後まで読んでくださった方はこちらもよろしく。→ランキング


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