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Aリーグとはどんなリーグか(後編) [オーストラリア]

予想外に分量が多くなったので2回に分けましたが、今日はその後編。
とりあえず前編を箇条書きでまとめると

・Aリーグは8クラブのリーグで来シーズンが4年目
・選手年俸の総額が来シーズンは190万豪州ドル≒1億9000万円と制限(サラリーキャップ制度
・1人だけサラリーキャップ制度の対象外となる選手を選べる(Marquee player
・登録選手は最低20人最高23人で、少なくとも3人はU20。外国人選手は4人まで。


そして08-09シーズンからの新制度としてユースリーグの創設とJunior Marquee player制度の
創設があります。前者はオーストラリアにある7クラブでユースリーグを作り、各クラブは16-20歳の
ユース選手を10-12名アマチュア契約で登録できるという制度。ちなみに試合には4名まで
オーバーエイジ選手を出場させられるということで、サテライトとユースの中間のような感じか。
後者は各クラブ1人だけ、U23の選手の年俸のうち15万豪州ドル分はサラリーキャップ外に計算する
という制度です。

これまでオーストラリアのクラブは、リーグでの登録選手数の問題からACLでの登録選手枠30名を
埋めきれない状態でアジアの試合に臨んでいたわけですが、とりあえずこのユース制度によって
これからは30名きっちり登録してくるのではないかと思います。

フランチャイズ制は、NSL時代のクラブの多くが移民の出身国ごとに選手もサポもまとまっていた
ことの反省からで、現在各都市に1クラブのみになっています。もっともリーグ拡張の話の中で
メルボルンにもう1クラブという話もあるようなので今後は分かりませんが。


プレーオフ制度、正確にはファイナルシリーズはページプレイオフ方式で行われています。
レギュラーシーズン21節(総当り7試合×3)の成績1位~4位クラブが進出し

1位×2位┳━(勝者)┓
        ┗┓      ┣Aリーグチャンピオン
          ┣━━━┛
3位×4位━┛

このような形でトーナメントが行われ優勝クラブがAリーグチャンピオンに。なおACL出場権は
Aリーグチャンピオンとレギュラーシーズンの1位クラブの2つに与えられることになっています。


なおリーグカップ、協会杯などはなく、8月のレギュラーシーズン開幕前にプレシーズンカップが
7月に行われるのみ。それも4クラブ1回総当りのグループリーグと決勝戦という簡単なものです。


以上ざっとaustralia.gifAリーグの制度を眺めてみましたが、アメリカンスポーツ風の興行重視の制度が
採られているというのが印象ですね。現に平均観客動員は12,100→12,900→14,600と順調な
伸びを示し、長期のTV放映契約も代表戦とセットで結ばれているようです。

とはいえ戦力均衡策とプレーオフ制度にも欠点はあるわけで…Jでやってほしいとは思いません。
その辺りはアデレードユナイテッドについてこれから書く際においおい触れようと思います。


さて、次からはいよいよアデレードユナイテッドの紹介に移ります。
その前に代表の感想や北京観戦記など入るかもしれませんが…
ここまで読んでくださったかたはこちらもよろしく→ランキング


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