新潟戦感想と次節の布陣 [鹿島アントラーズ]
昨日のJ第4節アルビレックス新潟戦は2-0でアウェーながら鹿島の無失点勝利、前節で無失点
記録が途切れたところで再び守備陣は引き締めて欲しいところでしたが見事に仕事を果たしました。
選手も何人か手袋をはめてのプレーをするなどかなり冷える中での試合でしたが現地まで遠征で
応援された方は本当にお疲れ様でした。今回もTV観戦で申し訳ないのですがいくつか感想を。
アルビレックス新潟の布陣はおそらく以下のとおり。
矢野 アレッサンドロ
寺川 ダヴィ
千葉 木暮
中野 永田 千代反田 内田潤
野澤
鹿島アントラーズの方は前節と変わらぬスタメン。篤人、あるいは田代大岩あたりは変更がある
かもと思っていましたがそのまま継続で来ましたがこれが見事に奏功。篤人が前節とは見違える
いい動きで前半から攻撃参加しクロスを連発、前半10分に田代とマルキーニョスがゴール前に
揃ってのクロスはニアの田代のヘッドが枠に行きませんでしたが続く14分にはラインぎりぎりからの
ファーへのクロスに田代がフリーで合わせ先制。篤人は後半のシュートも含めかなり本来の持ち味
を出せていました、岩政やオリベイラ監督の眼が正しかったということでしょうね。
鹿島DF岩政がDF内田に愛の活
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080402-343232.html
よみがえった鹿島内田の攻撃参加/J1
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20080402-343592.html
ヘッドの軌道が上向きだったので外したかと思いましたがバーに当たってネットへ、田代もACLでは
点を決めていたもののJはこれが今シーズン初ゴールなのでほっとしたようですね。とはいえ
この場面は新潟DF陣がボールウォッチャーになりすぎで田代を全然つかまえていなかったのも事実
これからさらに調子上向きにしてタイトなマークにもめげずに頑張って欲しいところです。
王者の行進止まらない!田代&小笠原が決めて鹿島13連勝!
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200804/st2008040315.html
「田代弾」神話止まらん!鹿島13連勝…J1第4節
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20080403-OHT1T00075.htm
鹿島田代必勝弾13連勝導いた/J1
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080403-343637.html
先制してからしばらくはロングボールに田代のフリックをマルキーニョスがヘッドという決定機も
ありましたが、段々自分たちから展開を抑えすぎて逆に攻め込まれる場面も。まあ連戦の最中
ですし先制してゲームを落ち着かせるのは悪くないんですが、それで中途半端になってしまうと
逆効果。この日はマルキーニョスが当たらない日だったことに加え、満男の調子が今ひとつだった
ことがペースダウンの原因かと。前節マリノス戦も後半いら立つ場面が多かったし少し気がかり
ですね…中盤4人はいずれも運動量が相当必要とされる中ここまでフル出場なんで疲れが段々と
出てきて当然ですが。青木は飄々としてますがあれは元々の身体能力が別格ですし。
それでも後半頭に満男は左サイドでボールを受けるとマークの木暮を振り切ってシュート、これが
ファーポストに当たると跳ね返りがGKの背中に当たりゴール。やはりあの辺りでフリーにすると
威力あるなあというところを見せると、篤人も地を這うミドルシュートでゴールを脅かすなどいい流れ。
マルキーニョスの詰めは後一歩で阻まれましたがこのまま押していけるかと思ったところで本山が
イエローを立て続けに2枚貰いなんと退場。1枚目の異議の元となるファールの判定は完全に
ボールに行った素晴らしい守備だったので気持ちは十分に分かるのですが、こればっかりは残念
ながらもう何も期待せず諦めるしかないでしょう。この日の奥谷主審はポジショニングも酷く鹿島の
パス、ドリブルのコースをことごとく塞ぎ酷い有様でしたし、もっと精進して欲しいものです。ただ
2枚目のイエローはまあ仕方ないかなと、出さない人も居るが出してもおかしくないファールかと。
本山の退場後は流石に数的不利で押し込まれることもありましたが、選手交代を交えつつしっかり
押さえきって逆に攻撃の機会もいくつか作っていましたね。青木のバー直撃かマルキのカウンター
どちらかが決まっていれば注文どおりだったのですが。交代で入った選手はダニーロはもういつも
どおりと言える仕事ぶり、今季初出場の増田もやるべきことが整理されてきたのか水戸戦に比べ
短い時間ながら役割は果たせていたかと。伊野波もこのところずっと出場、今後も試合展開に
合わせたベンチワークということになるのでしょうがサブの体制は充実していますね。
そして最後に気になるのは次節鹿スタでの千葉戦の布陣、とりあえずは本山の出場停止を誰が
埋めるのかですね。今季これまでの試合の活躍度で言えばダニーロ、先発ではダニーロに不安
ということであれば途中出場した増田、あるいは満男を1列上げてボランチに中後ないし伊野波
という考え方もありますし、3ボランチ気味にするという手も。とはいえ折角うまくいっているところを
いじらない、特に青木-満男のボランチには出来るだけ手を入れない方がよいというのは札幌戦の
CB2人を見てもオリベイラ監督の構想として堅いと思うので単純に置き換える選択肢かと。
モチベーションを考えるとやはりダニーロ、相手も連戦中だし前半からでも案外機能するのではと
思いますが攻撃はともかく守備時に前からの連動したプレスが崩れる危険性も十分あるのでここは
悩みどころですね…またも中2日で見極めの時間も短い中、オリベイラ監督はどの手で行くのか
注目です。MFでなくFWの興梠を選んで3トップ気味でいくという奇手もありますが…
増田は開幕札幌戦も途中出場してました…失念してました。
やっぱり記録しっかり見ないとダメですね。
by Antoninho (2008-04-03 22:08)