SSブログ

タイ戦の感想とクルンタイバンク2選手 [タイ]

試合開始前から雪の舞う寒さの中行われたW杯3次予選日本 × タイのスタメンは以下のとおり。


        Teeratep Sarayuth
        Winothai  Chaikamdee
        (BECテロ) (ビンディン)

Narongchai   Nirut    Suchao  Sutee
Vachiraban Surasiang  Nutnum Suksomkit
  (PEA)   (ビンディン)  (TOT)  (タンピン)

Natthapong Nattaporn  Patiparn  Apichet
 Samana    Phanrit  Petchpool  Puttan
(KTバンク)  (BECテロ) (バンコク大)   (PEA)

             Kosin
          Hathairattanakul
           (チョンブリFC)

右SBのSuree SukhaとMFのDatsakorn ThonglaoがW杯2次予選イエメン戦の2試合での
累積警告のため出場停止であることが試合前日のマネージャーミーティング(日本、タイ、AFCの
役員が参加)で判明、加えて今までの故障情報が総て事実だったようでこのような布陣となった
ようです。Kiatprawut Saiwaeoの歯痛は日刊スポーツによると親知らずの痛みだとか。
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/p-sc-tp2-20080206-317233.html

イエメン戦のスタッツはFIFAのHPで確認していただけに、このblogで予め2人が出られないことに
気づかなかったのは痛恨です。CBのJetsada Jitsawadは18人には入りましたがベンチスタート。
代わりにクルンタイバンクNatthapong Samanaが左SBとして先発出場。


試合としては4-1で日本の完勝、タイのチャンスは前半のTeeratep Winothaiのミドルシュート
1本のみと言ってもいいくらいでしたが、日本の得点もセットプレーから3点と相手のクリアへの
詰めから1点ということで強かなサッカーでしたがいわゆる「崩して取った」という点はなし。
前半から押し気味なものの直接FKでの得点の直後に失点し1-1でハーフタイムとなった段階では
また最後が崩しきれないいつもの展開かという雰囲気だったように思います。

試合の流れが大きく変わったのは2点目を取ってから。それまで何とかゴール前は粘れていたタイの
守備が不運とも言える形で大久保にこぼれ球を流し込まれ2-1に、それで焦りが出たのか日本の
右サイド中盤で中澤がボールを持って前に行こうかというさほど危険ではないところをタイの左サイド
Narongchai Vachirabanが足をかけてしまい2枚目のイエローで退場、まあ2枚目としては厳しい
判定だったようにも思いましたがいずれにせよ不用意な形で形勢をより悪くして勝負あったかと。

もっとも1人少なくなる前から、昨日の記事でキーポイントとして挙げたタイの右サイドと駒野の攻防も
Suree欠場もあって駒野の完勝でした。裏を取られたのは1,2度あるかないか程度でしたし、他にも
中盤で取られて不用意なカウンターを食らうケースもほとんどなし。ゲームの支配という点では
ミドルシュートから1点取られた以外は完璧だったと思います。

日本の中盤1ボランチという布陣はTeeratepへのプレッシャーが甘く失点となったのが1回あった
以外はプラスに機能、SBとダイアの両端でうまく挟んでボールを落ち着かせずに奪う狙いがうまく
はまりタイのFWがボールに触る機会をほとんどなくしていたのではないでしょうか。特に中村憲剛が
攻守両面に活躍、守備時の鈴木啓太との連動からミドルシュート、前線に顔を出しての攻撃参加や
サイドの利用まで随所に良いプレーを出していたように思います。遠藤も同様の働きをそつなく
こなしていた印象ですが、その分両FWと山瀬へのマークは厳しく中で思うように抜け出すことは
難しかったでしょうか。高原は前2戦に比べればコンディションは悪くないようでしたがまだまだ。


タイの左SBのNatthapong Samanaと日本の右SB内田篤人とのマッチアップは、日本が
ボスニア戦と同様に左で組み立てて右へ展開、篤人が仕掛けてクロスなり切れ込むなりといった
パターンを何度も見せた割には決定機に直接つながる場面はなく。一度篤人が競り合いの後
抜け出しかけたシーンはありましたがあそこでファール取られたのはまあ仕方ないかな…一応
相手のシャツ引っ張ってましたし。

一方後半30分頃に一人少ない中Natthapong Samanaがオーバーラップし篤人を振り切った
後、鈴木啓太に倒されてファールというシーンがありました。イエローが出てもおかしくない状況
だったと思いますし、あの時間帯に結構素早い上がりが出来るということはACLに向けてひとつ
留意しておくべきでしょう。

Narongchaiの退場後すぐにではなく、3点目を取られてからFW Teeratepとの交代で入った
MFのPhichitpong Cheuichiewクルンタイバンク)は数的不利もあってほとんどボールに
触る機会が無かったのではないでしょうか、取り立てての印象はありませんでした。


これから岩政と篤人は宮崎へ向かって合宿に合流、タイ代表は帰国してタイプレミアリーグの
開幕に備えるということでW杯予選も初戦を終えて、いよいよクラブレベルでの活動が本格化して
きます。その前に日本は東アジア選手権がありますが…どういう召集になるんでしょうね。

最後まで目を通してくれた方はこちらをお願いします。→


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 1

コメント 2

ishot14-tama

こんばんは。
同点にされた時はヒヤッとしましたが、とにかく勝ってくれた事にホッとしています。
by ishot14-tama (2008-02-07 01:38) 

Antoninho

どうもコメントありがとうございます。
そうですね、あの同点ゴールは得点直後のこともありびっくり
しましたね。あんなの決めてくる選手がいるのかと…

まだあのFW若いですから(去年U23の大会に出場)、将来更に
強敵になってるかもしれないし、タイでの6月のアウェー戦も
すんなりとはいかないでしょうね。
by Antoninho (2008-02-07 20:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。